第83回アカデミー賞大予想!
毎年恒例となった僕の予想を発表する。
作品賞:英国王のスピーチ
監督賞:デヴィッド・フィンチャー
「ソーシャル・ネットワーク」
主演女優賞:ナタリー・ポートマン
「ブラック・スワン」
主演男優賞:コリン・ファース
「英国王のスピーチ 」
助演女優賞:メリッサ・レオ
「ザ・ファイター」
助演男優賞:クリスチャン・ベール
「ザ・ファイター」
脚本賞(オリジナル):「英国王のスピーチ」
脚色賞(原作あり):「ソーシャル・ネットワーク」
撮影賞:「トゥルー・グリット」
編集賞:「ソーシャル・ネットワーク」
美術賞:「インセプション」
衣装デザイン賞:「アリス・イン・ワンダーランド」
メイクアップ賞:ウルフマン
作曲賞:「英国王のスピーチ」
歌曲賞:「トイ・ストーリー3 」から
"We Belong Together"
録音賞(Sound Mixing):「インセプション」
音響編集賞(Sound Editing):「インセプション 」
視覚効果賞:「インセプション」
外国語映画賞:"In a Better World"(デンマーク)
長編アニメーション映画賞:「トイ・ストーリー3」
短編アニメーション賞:"Day & Night"
長編ドキュメンタリー賞:"Inside Job"
短編実写賞:"Wish 143"
短編ドキュメンタリー:"Strangers No More"
作品賞・監督賞は「英国王のスピーチ」か「ソーシャル・ネットワーク」以外あり得ない。しかしこの2作品から中々絞れない。そこで今回は分裂受賞という予想に落ち着いた。両者を観た上で、僕がアカデミー会員だったら作品賞は後味が爽やかな「英国王のスピーチ」に投票するな。しかしハリウッドの祭典なんだから監督賞はイギリス人(「英国王…」のトム・フーパー)よりアメリカ人に投票したいよね。それにデヴィッド・フィンチャーは「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で惜しいところで落選し、同情票が今回集まるだろうという読みだ。
コリン・ファースの主演男優賞受賞は200%間違いなし。
撮影監督のロジャー・ディーキンズは「トゥルー・グリット」で何と9回目のノミネート(「ショーシャンクの空に」「ノーカントリー」「愛を読むひと」等)、しかも過去一度も受賞なし!もういい加減、彼にあげないと。
今回一番分からないのが作曲賞と外国語映画賞。
作曲賞は「ソーシャル・ネットワーク」が有利との下馬評なのだが、僕は全然良いとは想わない。確かにトレント・レズナーのインダストリアル・ノイズを使用した音は新鮮だ。でも心に残らない。だから自分が好きだという意味で「英国王のスピーチ」を推す。アレクサンドル・デプラの音楽は「真珠の耳飾りの少女」「ラスト、コーション」「ライラの冒険/黄金の羅針盤」など昔から愛聴している。
外国語映画賞で"In a Better World"を予想したのは大した根拠がないのだが、監督がスザンネ・ピアだから。昨年「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグローが受賞したように、今は女性監督が脚光を浴びているからね。
授賞式で注目すべきは歌う司会者アン・ハサウェイと、妊婦姿で受賞スピーチをするナタリー・ポートマン(夏に出産予定)。
さて昨年は18部門、一昨年は20部門を的中させた。果たして今年は?
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