名探偵ナンコ 〜蘇れ!探偵講談〜 /旭堂南湖
12月26日、ワッハ上方 小演芸場へ。講談師・旭堂南湖さんの会。
- 旭堂南湖/ホームズ 黄色い顔(ドイル 原作)
- 旭堂南湖/柳田格之進
- 旭堂南湖/明治探偵講談 ハブ娘
- 芦辺拓&南湖/対談 ミステリあれこれ
会場の入りは24人くらい。前回南湖さんの勉強会は8人くらいだったので、盛況と言えるだろう。南湖さんはプログラムのコピーを10部しか用意していなかったそうで、これだけ客が入るのは想定外だったようだ。
推理作家・芦辺拓さんとの対談では江戸川乱歩の推理小説に登場する名探偵・明智小五郞が当時の講釈師・神田伯龍がモデルであるという話が出た。へぇ〜。
また手塚治虫と共に名作「新宝島」を書いた酒井七馬が左久良五郎 名義で発表した紙芝居「原子怪物ガニラ」を南湖さんが発掘し、高座にかけた時の話題も。
「柳田格之進」は南湖さんがこの度文化庁芸術祭新人賞を受賞した世話講談。人情味溢れ、しみじみと胸に染み渡る一席。
講談のホームズは明治末期に翻案されたものだそうだが、心斎橋にベーカー街があったり、おでんが登場したりして面白い。
「ハブ娘」は珍しく沖縄が舞台。これは長講だそうで、今回は物語の発端のみ。続きが気になる。
大変充実した会だった。
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