ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1
評価:C
「ハリー・ポッター」シリーズは全て映画館で観てきたが、やはり面白かったのは第3話「アズガバンの囚人」までという気がする。
あの頃は「これから何が起こるんだろう?」というワクワク感があったが、次第にダークなトーンを強め、ファンタジーとしての愉しさが失われていったように想う。
音楽は第3作目までジョン・ウィリアムズが担当していた。しかしその後、作曲家が次々に替わり、統一感が欠如してグダグダになった。
デイビッド・イェーツ監督は第5話「不死鳥の騎士団 」、第6話「謎のプリンス」に続き今回3度目の登板だが、ここに来てどうして音楽が前2作を担当したニコラス・フーバーからアレクサンドル・デプラ(「ラスト、コーション」「ライラの冒険/黄金の羅針盤」「英国王のスピーチ」)に交代するの??もう全く理解に苦しむ。
子供の頃のハリー、ロン、ハーマイオニーを演じる役者たちはみな可愛かったけれど、成長した彼らが現時点における理想のキャスティングかどうか、僕は甚だ疑問に感じる。背の高さのバラバラ具合ひとつとっても、画面に上手く収まってない。こういう長期のシリーズものは難しいねぇ。
登場人物が多く、伏線が複雑で、危機は何でも魔法で解決してしまう安易さにもそろそろ飽きてきた。
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