サイモン・スタンデイジ×中野振一郎/G.Ph.テレマンの夕べ
1月18日(火)、大阪倶楽部へ。
イギリスからバロック・ヴァイオリンの名手サイモン・スタンデイジを迎えての日本テレマン協会マンスリーコンサート。
チェンバロ:中野振一郎、弦楽:コレギウム・ムジクム・テレマンでオール・テレマン・プログラム。
- 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 40:201
- 4声のための協奏曲 ニ長調 TWV 43:D4
- 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G2
- 独奏ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための組曲 イ長調
TWV 55:A7(本邦初演) - 4つのヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 TWV 54:A1(本邦初演)
- 序曲 ト短調 TWV55:g2
- ロシア(アンコール)
1973年、サイモン・スタンデイジはトレヴァー・ピノックと共にオリジナル楽器によるイングリッシュ・コンサートを設立、コンサートマスターを務めた。1990年にはアンサンブル「コレギウム・ムジクム’90」を結成、同年からコレギウム・ムジクム・テレマン(大阪)のミュージック・アドヴァイザーにも就任、毎年来日し共演を続け現在に至る。
J.S.バッハと同時代に生きたテレマンの音楽はバッハと比べ躍動感がある。特に通奏低音の切り込み(畳み掛けるようなリズムの刻み)が印象的。
スタンデイジのヴァイオリンはガット弦なので当然渋みがあるが、背筋が伸びてピンと張りのある音がする。中野先生と丁々発止の掛け合いも愉しく、気高い音楽を堪能した。
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