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2011年1月 3日 (月)

トリイどっかんBROTHERS Vol. 3

12月28日トリイホールへ。

Dokan

  • 月亭遊方/公園の幼児ん坊(遊方 作)
  • 笑福亭鶴笑/平林(パペット落語)
  • 桂 文華/親子酒

それぞれの噺の前に三人が一緒に出てきて雑談し、マクラとなる構成。この雑談がむちゃくちゃ可笑しい!

お客さんは回を重ねるごとに増えているようで、口コミでその面白さが伝播していっているのだろう。

遊方さんは声が出ない状態で、ネタを直前に変更。年を取ると唾液の分泌が減る人が多い中(だから高座でお茶を飲む噺家もいる)、遊方さんは年々唾液が増えているとか。

前回の「どっかんBROTHERS」で、鶴笑さんがパペットをしなかったら「がっかりした。金返せ」とアンケートに書いた人があったそう。

また面白い名字(姓)についての話題も。「四月一日」(わたぬき)、「一」(にのまえ)、「小鳥遊」(たかなし←天敵=鷹がいないから)、「春夏秋冬」(ひととせ)、「八月一日」(ほずみ)等が紹介された。

また字画の話題から、文華さんの弟子・華紋さんは米團治さんに画数を見てもらったと。

鶴笑さんの「平林」は中国人、インドネシアの留学生、たばこ屋のおばぁちゃんなどが登場、途中劇中劇として指人形「赤ずきんちゃん」があったり、丁稚の定吉が歌って踊り、旦那とのバトルもあったりと腹を抱えて笑った。

文華さんの「親子酒」は酔っ払いの演じ分けが上手い。過剰な人々が登場し、えげつない演出でさすが繁昌亭大賞受賞者。ひと味もふた味も違った。

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