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淀工グリーンコンサート 2011!@ザ・シンフォニーホール

ザ・シンフォニーホールへ。

Y1

大阪府立淀川工科高等学校(淀工)吹奏楽部の定期演奏会、グリーンコンサート(通称グリコン)は土日の昼・夜、計4公演行われた。僕が聴いたのは土曜夜。

まず最初に丸谷明夫 先生(丸ちゃん)の指揮でアルフレッド・リード/アルメニアンダンス・パート I。丸ちゃんが大好きで「誰もが知っている曲になって欲しい」という願いを込めて、全国各地どこでも演奏しているという。

実はこの曲、僕も丸ちゃんの指揮で演奏した経験があり、その時の先生の言葉をしっかり書き留めている。

僕は2階席後方で聴いていたのだが、冒頭金管のファンファーレ「ティティティーン」から度肝を抜かれた。ものすごい音圧!ド迫力。さすが「この3つの音に命を賭けて」と丸ちゃんが日ごろから指導しているだけのことはある。そして終盤、疾走するGna, Gna 《行け、行け》では容赦のない加速。圧巻であった。

ここで司会の田頭先生から「丸谷先生はこの度、淀川工科高校の名誉教諭(!)になられました。ですからこれからもずっと吹奏楽部を指導してくださいますので、中学生の皆さん、淀工を受験してください」との紹介&宣伝があり、場内爆笑となった。

真島俊夫 編曲/カーペンターズ・フォーエバーは言うまでもなく淀工の十八番。トランペットやトロンボーンのソロが上手かった。ここまでが2,3年生の演奏。

次に指揮が出向井誉之 先生に交代し、2年生だけでビゼー/「カルメン」第1組曲。編曲の立田浩介さんは淀工のOB(トロンボーン)である。コンクールでの「ダフニスとクロエ」も立田さんのアレンジ。

丸ちゃんの指揮に戻り、OBによる演奏は星出尚志 編曲/ジャパニーズ・グラフィティVI ~日本レコード大賞、青春の'70年代~ (UFO~魅せられて~シクラメンのかほり~襟裳岬)。奏者一人一人の技術が高く、垢抜けた音がホールに響く。

前半の部最後は一年生によるフレッシュコーナー。丸ちゃんの指揮でスーザ/行進曲「美中の美」。引き締まったリズム、しっかりと縦が揃っている。さすがマーチを振らせたら日本で右に出るものがいないと言われる丸ちゃん、驚異的な指導力。

丸ちゃんが「高校に入って初めて楽器を持った生徒は?」と問うと、半数以上の手が上がったが、さすがに女子は経験者が多い様子。

生徒を一人一人紹介しながらの恒例「曲当てクイズ」。吹奏楽部に入った理由は「知らないうちに入っていた」。クラブで一番楽しい時は「休憩中」などの答えに、客席から笑いが起こる。曲名の正解者には淀工特製のタオルが進呈された。「どこから来られました?」と丸ちゃんが尋ねると、「和歌山県」「奈良県」「岡山県総社市」「栃木県」などの答え。「みなさん、遠方からお越しですねぇ。自分が一番遠いぞという方は?」と会場に問いかけると、2階席から「埼玉県!」という女子高生の声。実は埼玉県立伊奈学園高等学校吹奏楽部の宇畑知樹 先生が生徒20~30名を引率して聴きに来られていたのである。ちなみに淀工も伊奈学園も2010年の吹奏楽コンクールは大会規定により3出休み(全国大会3連続出場後、1回休み)であり、両校は所沢ミューズでJoint Concert 2010を開催している。

ここで出向井先生の指揮に替わり、岩井直溥編曲によるディズニー・メドレー(ミッキー マウス マーチ~小さな世界~ハイ ホー~狼なんかこわくない~いつか王子様が~口笛吹いて働こう~星に願を)。途中から場内が暗くなり、観客一人一人に配られたサイリウム(ケミカルライト)の光を灯し、全員で振るファンタジックな場面も。

休憩を挟み後半。楽器紹介のIntroduction to Soul Symphonyを経てグレインジャー/リンカンシャーの花束へ。僕が淀工の演奏を生で初めて聴いたのが4年前のグリコン。やはりリンカンシャーが取り上げられていた。アルメニアンダンス同様、吹奏楽オリジナルの名曲である。その時は50人程度の編成だったが、今回は70人弱と増えていた。サックス女子生徒による楽曲解説付き。朴訥で、心に滲みる音楽。透明感があり、精緻な演奏。丁寧に、心を込めて歌い上げる。絶品。ブラビッシモ!

続く「ザ・ヒットパレード」の内容は、パラダイス銀河~ホップ・ステップ・ジャンプ(一年生男子の歌と踊り)~嵐メドレー(A・RA・SHI、Beautiful days、One Love、Happiness、サクラ咲ケ)~AKB48「会いたかった」~幸せなら手をたたこう(以上2曲、一年生女子の歌と踊り)~三三七拍子~六甲おろし~明日があるさ~乾杯(三年生の歌)。このグリコンで三年生は引退である。嵐メドレーは数年前から取り入れられていたが、AKB48は新機軸。丸ちゃんは「今年、大阪なんばにも姉妹グループが生まれたようです」とNMB48についても言及した。

アンコールはジャパニーズ・グラフティIV~弾厚作作品集~(お嫁においで、サライ)故郷(立田浩介 編)。故郷では手書きで歌詞が書かれた「電光掲示板(←丸ちゃん曰く)」も登場し、客席全員で歌った。そして〆は行進曲「ウエリントン将軍」。終わってみれば休憩時間を含め充実の3時間であった。いや~愉しかった!

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コメント

初めてコメントさせていただきます。
いつも楽しく拝見させていただいています。
娘が中学生になり吹奏楽部に入ってから 吹奏楽の追っかけママになっています。
今年のグリーンコンサートも楽しいものだったみたいですね♪
親娘で行きたかったのですが1日中部活で行けずじまいでした。
春休みは少し休みがあるようなのでスプリングコンサートで淀工や桐蔭の皆さんの演奏が聞けるかと思っていたら今年は出場しないようでした。
残念ですがまた次の機会狙って聞きに行きたいと思っています。

投稿: akatuki | 2011年2月 3日 (木) 15時07分

akatukiさん、コメントありがとうございます!淀工なら4/30のSAYAKA HALLとかどうでしょう?

投稿: 雅哉 | 2011年2月 3日 (木) 22時48分

貴重な情報ありがとうございます!
娘が部活休みならいいのですが。。。
相談してみますね

投稿: akatuki | 2011年2月 4日 (金) 16時27分

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