桂吉弥 IN 岡町落語ランド(1/9)
豊中市立伝統芸能館へ。桂吉弥さんが世話人を務める会。「岡町落語ランド」という命名は九雀さんだそう。
吉弥さんのHPにも情報が掲載されていなかったためか、入りは五十数名と少なめ。木戸銭1,500円也。
- 桂弥太郎/時うどん(吉朝 版)
- 桂 二乗/正月丁稚
- 旭堂南湖/講談・柳田格之進
- 桂吉の丞/七度狐
- 桂 吉弥/池田の猪買い
吉弥さんの一番弟子・弥太郎さんはうどんを食べて「あぁ〜」という言い方が師匠仕込みだなと想った。ただ彼は入門して一年経つが、まだ余り進歩がみられない。口調が間延びしてるんだよなぁ。「時うどん」は喜六・清八の二人組みが出てこない吉朝バージョン。
「正月丁稚」はなかなか聴く機会がないネタなので嬉しかった。
「柳田格之進」は南湖さんが昨年末、文化庁芸術祭新人賞を受賞したネタ。登場人物の心理の機微がじっくりと描かれ、聴き応えのある一席。とってもよかった。
吉弥さんは「柳田格之進」にふれ、「いやぁ、聴き入ってしまいました。でも僕は落語家の習性として、どうしてもあの緊張感を緩和したくなるんですよね」と、自分だったらどうやるか、一部実演された。これがむちゃくちゃ可笑しかった!
彼の「池田の猪買い」を聴くのは初めてで、満足度の高い会だった。
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