桂吉弥がトリ! 動楽亭昼席(1/4)
桂ざこばさんが席亭を務める動物園前の動楽亭へ。
米朝一門による昼席を聴く。今年から若手にトリや中トリを任せる試み。
- あおば/子ほめ(開口0番)
- 鯛蔵/強情灸
- 吉坊/軽業
- 雀松/おごろもち盗人
- 米左/親子茶屋
- 九雀/たいらばやし
- 吉弥/かぜうどん
吉弥さんがトリということで定員100名ギュウギュウの満席。雀松さんが「(動楽亭が)こんなに入ったのは見たことない」「いつもこれくらい来ましょう」との呼びかけに場内から笑いがこぼれる。
ざこばさんの八番弟子・あおばさんの高座は開演時間15分前から。中々の好青年で爽やか。
鯛蔵さんは勢いとスピード感があった。
吉坊さんはさすがの上手さ。
「おごろもち盗人」では蚊取り線香のことを昔は蚊燻べ(かくすべ)と呼んでいた事を初めて知った。雀松さんの演じる飄々とした人物像が愉快だ。
九雀さんの「たいらばやし」は眼鏡をかけたままの《JAZZ型》で。「平林」という漢字の読み方をめぐる騒動を描く物語を解体し、再構成した斬新な一席。お見事!
また物売りの声の描写が愉しい吉弥さんの「かぜうどん」もよかったな。声のトーンの変化、瞬き、眉毛の上下など、手練手管を弄した鮮やかな高座だった。
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