文我・三象・宗助/怪しい三人会
ワッハ上方5Fワッハホールへ。
- 笑福亭生寿/子ほめ
- 桂 宗助/けんげしゃ茶屋
- 桂 三象/シルバーウェディングベル(三枝 作)
- 桂 文我/富久
- 文我、三象、宗助/爆笑鼎談
- 三象、宗助/本格派新舞踊
「けんげしゃ茶屋」は宗助さんの描く旦那が、意地悪だけど品があって良かった。
三象さんは落語家になってからも谷町九丁目のセブンイレブンでレジ打ちのバイトをしていたそう。またスナックのカウンター嬢(←本人談)もしていて、お客さんのカラオケに合わせて踊りを披露。でも店が狭いのでドアを開けて道路でされるとか。なんだか生き様そのものが落語だなぁ。
文我さんの「富久」はコミカルな人物描写で愉しい一席。
文我さんの勧めで三象さんに踊りを習っている宗助さんを文我さんが「三象一門」と紹介すると、とても嫌がる宗助さん。そこで「三象一味」と言いなおし、場内爆笑。宗助さんが「(人に勧めるだけじゃなく)あんたも習ったらどうですか」と水を向けると「この人の所に稽古に行くぐらいなら、どんなツライ兵役でも耐える自身があります」と文我さん。
そしてお待ちかね!三象&宗助の踊りで「矢切の渡し」。これがもう抱腹絶倒。この世のものとは思えない”異界の訪問者”=三象さんの手を引く、真面目な顔をした宗助さんが最高に可笑しい。熱狂した観衆はアンコールを要請。宗助さんが「もう、勘弁してください!」と土下座する一幕も。今月閉館するワッハホールが異様なくらい盛り上がったひと時だった。
来年からここは吉本の劇場として再出発する。それに伴い同ビル地下の「baseよしもと」が閉館となり、NMB48(秋元康プロデュースAKB48の大阪版)劇場に生まれ変わるようだ。
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