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2010年12月31日 (金)

ミュージカル「RENT」オリジナル・キャスト〜アダム・パスカル&アンソニー・ラップ /ライヴ !

12月25日シアターBRAVA !へ。

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ミュージカル"RENT"のオリジナルキャストで、映画版にも出演したアダム・パスカルアンソニー・ラップのライブ。各々のバンドを率いての来日である。

僕はアダム・パスカルがブロードウェイでミュージカル「アイーダ」(ラダメス役)出演中の2001年に観たことがある。

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シアターBRAVA !は1階席が半分埋まるくらいの寂しい入り。

まずアダム・パスカルがギターの弾き語りで

  • ミュージカル「キャッツ」から”メモリー”

そこへアンソニー・ラップが加わり、

  • Solsbury Hill(ピーター・ガブリエル)

次にアダムが細長いエレキ・ベースに持ち替え単独で、

  • ミュージカル「キャバレー」から"I Don't Care Much"
  • ミュージカル「ウエストサイド物語」から"マリア"
  • "Merrily We Roll Along"から"Not A Day Goes By"
    (スティーブン・ソンドハイム)
  • Fade Out(オリジナル曲)
  • Single Drop of You(オリジナル曲)
  • Love Will Always Come Back(オリジナル曲)
  • Red Hill Mining Town(U2)
  • "Sunday in the Park with George"より"Sunday"
    (スティーブン・ソンドハイム)

U2の"Red Hill Mining Town"は、なんとアダムが1995年にRENTのオーディションで歌った曲だそう。

アダム以外はピアノとドラムスのみのトリオで、全体にJAZZっぽい雰囲気。伸びやかな声。高音は一体どこまで出るのかというくらい音域が広い。

続いてゲスト高良結香のコーナー。彼女は沖縄出身でブロードウェイ・リバイバル版「コーラスライン」(コニー・ウォン役)のオリジナル・キャスト。

3曲歌ったが自分の曲ばかりでミュージカルはなし。せめて「コーラスライン」のナンバーくらいは聴きたかった。彼女は自分がどうしてこの場にいるのか、その求められている役割を理解しているのだろうか?"Stand up, Okinawa"という普天間基地問題に関するメッセージ・ソングなど愚の骨頂。1970年代じゃないんだから。曲自体も魅力がなくウンザリした。

そしてアンソニー・ラップの登場。ロックンロールのスタイルで、

  • Living Alive(オリジナル曲)
  • Then Again(オリジナル曲)
  • Creep(レディオヘッド)
  • "Hedwig and the Angry Inch"より"Origin of Love"
  • Now I Know(オリジナル曲)
  • Losing My Religion(R.E.M)
  • "Perfect"also known as"The Stalker Song"(オリジナル曲)
  • Chasing Cars(Snow Patrol)
  • Visit To You(オリジナル曲)
  • New Alarms(オリジナル曲)

R.E.Mの"Losing My Religion"はアンソニーがRENTのオーディションで歌った曲。

そして最後はお待ちかね、怒濤のRENT祭だ!

  • "RENT"より"Without You"(アンソニー)
  • "RENT"より"What You Own"(アンソニー&アダム)
  • "RENT"より"One Song Glory"(アダム)
  • "RENT"より"Another Day"(アンソニー)
  • "RENT"より"Seasons of Love"(全員)

やっぱりミュージカルはオリジナル・キャストに限る。2人とも全然声は衰えていないし、見た目も若々しく、蘇ったRENTの夢を堪能した夜だった。

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