ミュージカル「RENT」オリジナル・キャスト〜アダム・パスカル&アンソニー・ラップ /ライヴ !
12月25日シアターBRAVA !へ。
ミュージカル"RENT"のオリジナルキャストで、映画版にも出演したアダム・パスカルとアンソニー・ラップのライブ。各々のバンドを率いての来日である。
僕はアダム・パスカルがブロードウェイでミュージカル「アイーダ」(ラダメス役)出演中の2001年に観たことがある。
シアターBRAVA !は1階席が半分埋まるくらいの寂しい入り。
まずアダム・パスカルがギターの弾き語りで
- ミュージカル「キャッツ」から”メモリー”
そこへアンソニー・ラップが加わり、
- Solsbury Hill(ピーター・ガブリエル)
次にアダムが細長いエレキ・ベースに持ち替え単独で、
- ミュージカル「キャバレー」から"I Don't Care Much"
- ミュージカル「ウエストサイド物語」から"マリア"
- "Merrily We Roll Along"から"Not A Day Goes By"
(スティーブン・ソンドハイム) - Fade Out(オリジナル曲)
- Single Drop of You(オリジナル曲)
- Love Will Always Come Back(オリジナル曲)
- Red Hill Mining Town(U2)
- "Sunday in the Park with George"より"Sunday"
(スティーブン・ソンドハイム)
U2の"Red Hill Mining Town"は、なんとアダムが1995年にRENTのオーディションで歌った曲だそう。
アダム以外はピアノとドラムスのみのトリオで、全体にJAZZっぽい雰囲気。伸びやかな声。高音は一体どこまで出るのかというくらい音域が広い。
続いてゲスト高良結香のコーナー。彼女は沖縄出身でブロードウェイ・リバイバル版「コーラスライン」(コニー・ウォン役)のオリジナル・キャスト。
3曲歌ったが自分の曲ばかりでミュージカルはなし。せめて「コーラスライン」のナンバーくらいは聴きたかった。彼女は自分がどうしてこの場にいるのか、その求められている役割を理解しているのだろうか?"Stand up, Okinawa"という普天間基地問題に関するメッセージ・ソングなど愚の骨頂。1970年代じゃないんだから。曲自体も魅力がなくウンザリした。
そしてアンソニー・ラップの登場。ロックンロールのスタイルで、
- Living Alive(オリジナル曲)
- Then Again(オリジナル曲)
- Creep(レディオヘッド)
- "Hedwig and the Angry Inch"より"Origin of Love"
- Now I Know(オリジナル曲)
- Losing My Religion(R.E.M)
- "Perfect"also known as"The Stalker Song"(オリジナル曲)
- Chasing Cars(Snow Patrol)
- Visit To You(オリジナル曲)
- New Alarms(オリジナル曲)
R.E.Mの"Losing My Religion"はアンソニーがRENTのオーディションで歌った曲。
そして最後はお待ちかね、怒濤のRENT祭だ!
- "RENT"より"Without You"(アンソニー)
- "RENT"より"What You Own"(アンソニー&アダム)
- "RENT"より"One Song Glory"(アダム)
- "RENT"より"Another Day"(アンソニー)
- "RENT"より"Seasons of Love"(全員)
やっぱりミュージカルはオリジナル・キャストに限る。2人とも全然声は衰えていないし、見た目も若々しく、蘇ったRENTの夢を堪能した夜だった。
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