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2010年12月28日 (火)

姉様キングス/ホワイトフェイスクリスマス

クリスマス・イヴの夜は天満天神繁昌亭へ。

A2

姉様キングスは落語家・桂あやめさんと林家染雀さんのユニット。シャンソンを歌うときはマダム・アヤメビッチミス・ジャクリーヌと名前を改める。

  • 桂さろめ/セールスウーマン(あやめ 作)
  • 林家染雀/質屋芝居
  • 桂あやめ/シックス・アンドウジシティ(あやめ 作)
  • サンデー西村/バイオリン漫談
  • 姉様キングス/音曲漫才
  • ミツコデラックス(桂三金)/デブ漫談
  • ミス・ジャクリーヌ、マダム・アヤメビッチ、(伴奏)サンデー西村
    /シャンソンショー

A1

シックス・アンドウジ・シティ」は過激なガールズ・トークが展開されるR指定作品。1996年に創った「ヰタタ…セクスアリス」の改訂版で僕はその初演から聴いているが、さらに工夫が加えられ面白くなっていた。ただ登場人物が4人というのはごちゃごちゃしていて、落語として分かりにくい。

染雀さんの落語は普通。

中入りを挟み、お待ちかね!姉様キングスの登場。あやめさんによると、将来は染丸師匠も引き込んで「姉様キングダム」にしようと計画を練っているとか。

都都逸、どんどん節、阿呆陀羅経など、「反社会的」な音曲漫談を展開。聴衆を爆笑の渦に巻き込む。

三金さんが女装したミツコデラックスは不発。もっと毒を吐いた方が良かったのでは?

続いてド派手な衣装に身を包んだミス・ジャクリーヌ、マダム・アヤメビッチが登場しただけで場内が沸く。

オリジナル曲「エクスタシーいくよくるよ」の後、染雀さんがB型肝炎で入院したことを「サントワマミー」のメロディーの乗せて唄う「Hépatite B(エパティット・ベー)」。この歌詞が悶絶するほど可笑しい。

さらに笑福亭仁鶴「おばちゃんのブルース(おそうじオバチャン)」、笑福亭鶴光「イザベル 関西編」(シャルル・アズナブール 作曲)、あやめ監督の映画「あなたのためならどこまでも」の挿入歌(リピート山中 作曲)、オリジナル曲「いんじゃもん de コマンタレブー」が歌われた。

終わってみれば21時半。危険で充実した3時間だった。

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