姉様キングス/ホワイトフェイスクリスマス
クリスマス・イヴの夜は天満天神繁昌亭へ。
姉様キングスは落語家・桂あやめさんと林家染雀さんのユニット。シャンソンを歌うときはマダム・アヤメビッチ&ミス・ジャクリーヌと名前を改める。
- 桂さろめ/セールスウーマン(あやめ 作)
- 林家染雀/質屋芝居
- 桂あやめ/シックス・アンドウジシティ(あやめ 作)
- サンデー西村/バイオリン漫談
- 姉様キングス/音曲漫才
- ミツコデラックス(桂三金)/デブ漫談
- ミス・ジャクリーヌ、マダム・アヤメビッチ、(伴奏)サンデー西村
/シャンソンショー
「シックス・アンドウジ・シティ」は過激なガールズ・トークが展開されるR指定作品。1996年に創った「ヰタタ…セクスアリス」の改訂版で僕はその初演から聴いているが、さらに工夫が加えられ面白くなっていた。ただ登場人物が4人というのはごちゃごちゃしていて、落語として分かりにくい。
染雀さんの落語は普通。
中入りを挟み、お待ちかね!姉様キングスの登場。あやめさんによると、将来は染丸師匠も引き込んで「姉様キングダム」にしようと計画を練っているとか。
都都逸、どんどん節、阿呆陀羅経など、「反社会的」な音曲漫談を展開。聴衆を爆笑の渦に巻き込む。
三金さんが女装したミツコデラックスは不発。もっと毒を吐いた方が良かったのでは?
続いてド派手な衣装に身を包んだミス・ジャクリーヌ、マダム・アヤメビッチが登場しただけで場内が沸く。
オリジナル曲「エクスタシーいくよくるよ」の後、染雀さんがB型肝炎で入院したことを「サントワマミー」のメロディーの乗せて唄う「Hépatite B(エパティット・ベー)」。この歌詞が悶絶するほど可笑しい。
さらに笑福亭仁鶴「おばちゃんのブルース(おそうじオバチャン)」、笑福亭鶴光「イザベル 関西編」(シャルル・アズナブール 作曲)、あやめ監督の映画「あなたのためならどこまでも」の挿入歌(リピート山中 作曲)、オリジナル曲「いんじゃもん de コマンタレブー」が歌われた。
終わってみれば21時半。危険で充実した3時間だった。
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