宗助ひとり会/亀屋寄席(11/28)
大阪・高槻市にある割烹旅館「亀屋」へ。
- 笑福亭呂竹/寄合酒
- 桂 宗助/不動坊
- 桂 宗助/蔵丁稚
呂竹さんは開口一番「落語会の市川海老蔵です」と。タイムリーなネタだけに大うけ。
「不動坊」は風呂屋での妄想の場面が、なんとも愉しい。
芝居噺「蔵丁稚」のマクラで宗助さんは、歌舞伎における様々な”泣く型”を披露。これが見応えがあり、圧巻だった。また本編では丁稚さんの可愛らしさに参った。
上方落語において「丁稚を演じさせたら右に出るものなし」と言われているのが桂雀々さん。雀々さんが描くのは、鼻水垂らしたアホそうな丁稚。一方、宗助さんが描く丁稚はもっと賢く、愛くるしい。精一杯生きているのだけれど、そこは子供。ついた嘘を直ちに大人たちに見抜かれてしまう。そんな印象を受けた。どちらも魅力的で、僕は好きだなぁ。
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