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月亭可朝 登場/繁昌亭昼席~上方講談を聞く会 (11/25)

11月25日、繁昌亭昼席へ。

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220人以上の入りで、補助席も出る盛況。

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  • 桂 福丸/時うどん
  • 桂 三弥/転失気
  • 桂 出丸/酒の粕
  • 伏見龍水/曲独楽
  • 桂 勢朝/ハイウェイ歌合戦(小佐田定雄 作)
  • 月亭可朝/坊主茶屋
  • 笑福亭鶴笑/紙切
  • 笑福亭仁扇/池田の猪買い
  • 林家花丸/鉄砲勇助
  • 桂小春團治/職業病(小春團治 作)

開口一番の福丸くんは、たった10分の持ち時間なのに喜六と清八が郭から出てくるところから最後まで演じた。当然中身はあちこち抜いてあるが、そのカットの手腕が見事で舌を巻いた。非凡なリズム感、そして声のトーンの変化。絶妙な「息と間」。文句なし。

兎に角、勢朝さんの「ハイウェイ歌合戦」が滅茶苦茶面白かった!「民主党政権編」という趣向で、観光バスに乗り込む面々が菅首相や蓮舫など政治家が多数登場。時事ネタを盛り込み、風刺が効いている。替え歌が愉しく声もいい。

出丸さんはお酒の温度によって「花冷え(10℃)、日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)、ぬる燗(40℃)、上燗(45℃)、熱燗(50℃)、飛びきり燗(55℃)」などと呼ばれることを紹介。へぇ、やっぱり日本人の感性って繊細なんだなぁと感心した。

今回お目当てだったのは可朝さん。初体験。カンカン帽にちょび髭とスッポンメガネ、腕時計を身に付けて登場。「も~ホンマにね」を連発。

繁昌亭の昼席と夜席では客層ががらっと違う。昼は団体客、他県からの客が多い。だから昼席はある意味、上方落語のショーケースであり、噺家も演目の選択に気を使うことになる。端的に言えば「当たり障り(毒)のない、笑えるネタ」が好まれる傾向にある。

そういう意味で「坊主茶屋」は遊郭のネタで、さらに梅毒で鼻がなくなった遊女が登場するのだから昼席向きとは言えない。それを敢えて高座に掛けるというのはさすがだなと唸った(客席には確かにビミョ~な空気が漂っていたけれど)。

可朝さんは得体の知れない、(いい意味で)不気味な魅力があった。「嗚呼、これが”昭和の芸人”の匂いなんだ」と想った。十分堪能した。

鶴笑さんにはパペット落語を期待していたのだが、紙切でちょっとガッカリ(素晴らしい芸だが何度も見ているので)。福笑さんと昼席で一緒に出るときは「逃げるな!戦え!」と発破をかけられパペットを毎日されるようなのだが(→鶴笑さんの日記へ)、今回は「息抜き」週間だったのだろう。来週から「国境なき芸能団」としてイラクのクルド人自治区に行かれるそう。どうぞご無事で。

繁昌亭が跳ねた後は「上方講談を聞く会 ワッハ亭」へ。

入りは15人くらい。

  • 旭堂南斗/真田大助駿府の使者
  • 旭堂南湖/水沼の腹切魚
  • 旭堂南海/拳骨和尚
  • 旭堂南鱗/河村瑞賢

やっぱり僕は南湖さんの語り口が一番好きだな、と感じた夜だった。

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