教会音楽シリーズ 延原武春が振るバッハ/ロ短調ミサ
11月3日(祝)の昼下がり、カトリック夙川教会へ。
日本テレマン協会の教会音楽シリーズ。
延原武春/テレマン室内オーケストラ(バロック楽器使用)・合唱団で、
- J.S.バッハ/ミサ曲 ロ短調
先日、ヴィンシャーマン/大阪フィルハーモニー交響楽団(モダン楽器、モダン奏法)による同じロ短調ミサを聴いたが、テンポの遅い化石みたいな演奏で酷かった。今年聴いたコンサートのワースト・ワンと言っても過言ではない。
テレマン室内オーケストラの技量は明らかに大フィルよりも劣る。しかし今回聴いた演奏の方が、はるかに感銘深かった。延原さんの颯爽として生き生きした表現力、そしてバッハの時代の楽器によるノン・ビブラート奏法が功を奏したのだろう。宗教曲を教会で聴くという特別な体験も相乗効果になっている。
やっぱりJ.S.バッハの音楽は現代奏法(ヴィブラートの垂れ流し)では絶対に描ききれないと確信した夕べだった。
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