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2010年10月 1日 (金)

霧矢大夢 主演/宝塚月組「ジプシー男爵」「Rhapsodic Moon」

宝塚大劇場へ。

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月組公演を観る。

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ジプシー男爵」はヨハン・シュトラウス2世作曲の喜歌劇をベースにして、新曲を交えた作品。

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冒頭は霧矢大夢(きりやん)、蒼乃夕妃による6分間に及ぶデュエット・ダンスから始まる。これがため息が出るくらい素晴らしい。蒼乃さんの足がすっくと真上に上がり、鮮やかなダンスを披露してくれる。

圧倒的歌唱力を誇るきりやん、そして一級のダンサーである蒼乃さん。そして明日海りお(光)と龍 真咲(影)という美形のふたりが脇を固める。現在の月組は適材適所で、非常にバランスがいい。

「美しいことは正義である」……そのことを強く感じた。

ストーリーは超展開で突っ込みどころ満載、そして谷 正純の演出は同じ美術装置の繰り返しが多く、単調で平凡。しかし、そうした不備を補って余りある出演者たちの魅力とアンサンブルの実力、さらに楽曲の良さも加わって、大変見所の多い作品に仕上がっている。

作・演出:中村一徳のショー「Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)」は各場面を担当した振付家全員が男性で、ダイナミックで激しいダンスが展開された。美術装置は洗練されて華やか。

今回の公演は「当たり」。お勧め!

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