広上淳一/京都市交響楽団「オーケストラで描くヒーローたち」
兵庫県立芸術文化センターへ。
広上淳一/京都市交響楽団でプログラム前半、NHK大河ドラマ・テーマ曲集を聴く。
- 龍馬伝(佐藤直紀)
- 赤穂浪士(芥川也寸志)
- 花神(林 光)
- 翔ぶが如く(一柳 慧)
- 風林火山(千住 明)
- 利家とまつ(渡辺俊幸)
- 篤姫(吉俣 良)
- 天地人(大島ミチル)
芥川の曲は昔から好きなのだが、考えてみれば生演奏を聴くのはこれが初めて!如何に関西で彼の作品が演奏されないかということだろう。有難かった。
また一柳さんの「翔ぶが如く」は、金管が吼え、激しく、厳しい曲で聴き応えがあった。
「篤姫」はテレビ版の井上道義/NHK交響楽団の方が、切れがあって良かったな。
また「利家とまつ」は非常に曲想が「風と共に去りぬ」に似ていて可笑しかった。
後半は、
- ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番
- ベートーヴェン/交響曲 第5番
こちらは、矛盾する言い方かもしれないが、気迫のこもった凡演。広上さんの唸り声とかが聞こえてきて、確かにその思い入れは伝わるのだけれど、それが十分音へと変換されていないもどかしさがあった。でも前半が凄く良かったので大満足。アンコールも気が利いていた。
- 山本直純/映画「男はつらいよ」
驚きの声と共に、客席は大いに盛り上がった。
京響は初めてだったが、金管の実力が高かった。弦楽器とのバランスがいい。弦の音色の美しさは大フィルに敵わないけれど、管楽器は京響の方が上だなと想った。
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コメント
こんばんは
雅哉さんが京響初めて聴かれたなんてびっくりしました。
私は去年マーラーを聴いてから聴く機会が増えてきて、今年は3回目。
大フィルの回数が減ってるかも。。。
私も『翔ぶが如く』凄くキレがあってよかったと思いました。
投稿: jupiter | 2010年10月13日 (水) 23時39分
平日に仕事を終えて、大阪から京都まで行くのは物理的に不可能ですから。大阪公演も、他のイヴェントとバッティングしてなかなか馳せ参じられませんでした。
投稿: 雅哉 | 2010年10月14日 (木) 21時44分