スティーグ・ラーソン(著)「ミレニアム 《1》 ドラゴン・タトゥーの女」
世界的大ベストセラーとなった「ミレニアム」三部作の第一巻「ドラゴン・タトゥーの女」を読了。スウェーデン発のミステリー小説というのも珍しい。
謎が魅力的だし、最後の意外な展開にはドキドキ、ワクワクした。スケールも大きい。充実した満足感があった。
ちなみに日本では「このミステリーがすごい!2010年版」読書のプロが選ぶベストテンで「ドラゴン・タトゥーの女」が第2位、「ミレニアム2 火と戯れる女」が第9位、「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」が10位と、3冊全てがランクインするという快挙を成し遂げた。
作者のスティーグ・ラーソンは「ミレニアム」出版前に50歳という若さで亡くなった。どうしてこんな早死にしたんだろうと調べてみたら、死因は心筋梗塞で、彼は日にタバコを60本吸うヘビースモカーだったそうである。そして生前、口にするものといえばピザにケンタッキーフライドチキンにコーヒーだったとか。なるほど。
「ミレニアム」三部作は母国スウェーデンで映画化され、今年日本でも公開された。ハリウッド・リメイク版も既に撮影が開始されている。監督は「セブン」「ゾディアック」「ベンジャミン・バトン」のデヴィッド・フィンチャーなので、大いに期待出来る。ジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィスト役は007シリーズでお馴染みのダニエル・クレイグ。肝心のヒロイン「ドラゴン・タトゥーの女」を演じるのは→この人。いいんじゃない?
さっ、続きの「火と戯れる女」を読もっと!
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