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2010年8月11日 (水)

日本テレマン協会マンスリーコンサート/バロックヴァイオリンの名手を迎えて

大阪倶楽部へ。

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シュトゥットガルト・バロック管弦楽団のコンサートマスターを務めるバロックヴァイオリンの名手ウッラ・ブランディースを向かえ、延原武春/テレマン・アンサンブル(バロック楽器)の演奏でオール・J.S.バッハ・プログラム。フルート(フラウト・トラヴェルソ)独奏は出口かよ子さん、チェンバロは高田泰治さん。

  • 管弦楽組曲 第5番(偽作?)
  • ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第4番
  • ブランデンブルク協奏曲 第5番
  • ヴァイオリン協奏曲 第1番

生気に満ちたバッハの音楽ももちろん良かったし、なにしろバロックヴァイオリンで奏でるいぶし銀の音色が素晴らしかった!

ウィスキーの製造工程に喩えてみよう。スチール弦を張ったモダンヴァイオリンの音は、糖化・発酵させた醸造酒をさらに蒸留した状態(アルコール度数70度)に近い。無色透明で純度が高く(雑味がなく)、鋭い味がする。それに対し、(羊の腸を縒った)ガット弦を張るバロックヴァイオリンは蒸留酒を樽に詰め、10年くらいかけて熟成させた状態。木の薫りがして、馥郁たる味わいがある。モダン楽器より優しく、自然に近い感じがする。

管弦楽組曲 第5番は弦楽のみ。現在ではバッハに近い人物の手による偽作との見方が強いそうだが、厳しい響きがあり、中々魅力的な楽曲であった。

ブランデンブルク協奏曲 第5番は高田さんの華麗な鍵盤テクニックが光った。

アンコールの速いテンポによる「G線上のアリア」(管弦楽組曲 第3番)も清々しく、魅力的だった。

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