笑福亭たま レイトショー「ナイトヘッド」/繁昌亭朝席
8月28日(土)繁昌亭へ。21時45分開演のレイトショー。
- 桂 福丸/桃太郎
- 笑福亭たま/青菜
- 笑福亭喬若/野ざらし
- 笑福亭たま/新作ショート落語 +
アンデルセン童話(たま 作、ミドル落語)、東京ねずみ物語(たま 作)
入門して三年に満たない福丸さんは卓越したセンスの持ち主だが、今回の相手はたまさんのレイトショーに来るようなディープな客である。古典落語の聴き慣れたくすぐりでは誰も笑わないので、彼も相当苦労しているようだった。
たまさんは一週間くらい前からTwitterを始めたこと、「落語会の女性」という記事を書いて自身のブログが炎上したことなどを語られ、場内爆笑となった。アクセスが集中し、なんとアメーバ・ブログのランキングで25位になったとか!
「青菜」は噺に登場する”お咲”さんが暑さのせいで、ゾンビか「リング」の貞子みたいになっているのが可笑しい。
たまさんの二席目はまだ新作が完成していないという(ナイトヘッドではよくある)ことで、喬若さんと福丸さんが登場し、「すべらない話」を披露したりして時間稼ぎ。
新作ショート落語をいくつか演じた後、(長さが)”ミドル落語”の「アンデルセン童話」。親指姫や小指など、指同士の会話という趣向が新鮮。
「東京ねずみ物語」は東京ディズニーランドで熱中症になったらどうなるかというユニークな視点の噺。短めだったが、エピソードをふくらませばさらに面白くなりそう。
翌29日(日)は朝席へ。
- 露の団姫/狸賽(たぬさい)
- 桂 福車/首屋
- 桂 一蝶/にぎやか寿司(三枝 作)
- 露の団四郎/蛙茶番
- 笑福亭鶴志/猫の災難
珍しい噺「首屋」と「蛙茶番」が聴けたのが良かった。ただし、「首屋」は状況設定に無理があるとも感じた。滅多に高座に掛けられないネタというのにはやはり理由があるんだなと想った。
「猫の災難」は鶴志さんの酔っ払いぷりが絶品!これぞ笑福亭のお家芸。
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