「あほーりーらぶ」「迷走配達人」/月亭遊方のゴキゲン落語会(8/2)
ワッハ上方へ。
月亭遊方さん"The One and Only"の会。
- 開幕前戯噺(遊方の日常あれこれ)
- あほーりーらぶ(遊方 作)
- 迷走配達人(遊方 作)
遊方さんは「余命1ヶ月の花嫁」みたいな恋愛映画が「大っ嫌い!」だそうで、客を感動させるために片方が不治の病で死ぬといったあざとい設定に我慢ならないそう。僕も全く同感なので、云々頷きながら聴いた。そのアンチテーゼとして生まれたのが「あほーりーらぶ」というわけ。
アホアホ星人の地球侵略を描く「あほーりーらぶ」はタイトルに偽りなし。全くあほらしい噺で、何の教訓もない。でもすこぶる面白い。特に遊方さんの顔芸が最高。「意味がないのが最高なんだ」という真理が、つくづく身に滲みる。音楽だってそうだよね。
「迷走配達人」は方向音痴な配達人の噺。どんどんエスカレートしていく様が可笑しい。
今回の二作品は繁昌亭昼席では掛けられない「レア・アイテム」とのことで、抱腹絶倒の貴重な体験をさせてもらった。実に愉快な夜だった。
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