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宝塚星組/フレンチ・ミュージカル「ロミオとジュリエット」

梅田芸術劇場へ。

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宝塚星組「ロミオとジュリエット」を観劇。フレンチ・ミュージカル。フランス産と言えば「壁抜け男」がそうだし、ミュージカル「レ・ミゼラブル」も元々1980年にパリで上演されたものを、そのレコーディング・アルバムを聴いた大プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュが気に入ってロンドン版を製作したもの。

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作詞・作曲はジェラール・プレスギュルヴィック、日本版演出は宝塚歌劇団のエース、小池修一郎。

配役はロミオ:柚希礼音、ジュリエット:夢咲ねね、ティボルト:凰稀かなめ 他。

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小池さんは現代もの、例えば「キャバレー」とかソンドハイムの「カンパニー」などを演出させると駄目だけれど、「エリザベート」など如何にも宝塚的なコスチューム・プレイだったら、彼の右に出る者はいない。

この「ロミオとジュリエット」ではキャピュレット家の衣装が赤で「太陽」を表現し、モンタギュー家が青で「月」を示す。また、「愛」と「死」を象徴させるダンサーがそれぞれ登場し、そのコントラストが鮮明。

ただ「死」のダンサーの格好がミュージカル「エリザベート」のトート閣下とほぼ同じで、二番煎じの感は否めなかった。でも、最後ロミオとジュリエットが黄泉の国で結ばれる場面(宝塚版オリジナル)で、背後の「愛」と「死」も融合する演出は、この作品のテーマを端的に表現しており、見事だった。

重厚な舞台装置が14世紀のイタリア・ヴェローナの雰囲気を巧みに醸し出しており、複雑な舞台転換も素晴らしい。光と影が交差する照明もとても綺麗。

出演者も好演。柚希さんは太陽のような明るさがあり好感が持てるし、夢咲さんはとても歌唱力がある。そして美形の凰稀さんがワイルドに華を添える(彼女は以前より歌が上手くなった)。他の出演者たちのアンサンブルも文句なし。

それから何と言ってもロック調の音楽が良かった!特に一幕フィナーレ(ロレンス神父・僧庵での挙式)で歌われる「エメ(Aimer)愛」は名曲。感動に胸が打ち震えた(フランス語版の試聴は→こちら プロモーション・ビデオは→こちら)。

平日マチネにもかかわらず、当日券も含め完売。観客の9割5分は女性。「今日は昨日より席が舞台に近くて良かった」等といった会話が聞こえてきた。宝塚ファン、恐るべし!

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