桂雀々「地獄八景亡者戯」@河内長野/二番弟子の初高座あり!
7月17日(土)。駅からの道中、迷いながらも何とかキックス 市民交流センター(河内長野市)へ。
桂 雀々さんは今年、五十歳の誕生日を迎える。そこで全国五十ヶ所を大ネタ「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」で廻ろうという企画。今回が十ヶ所目となる。
- 桂 鈴々/東の旅 野辺 (初高座)
- すずめ家すずめ/犬の目
- すずめ家ちゅん助/眼鏡屋盗人
- 桂 雀々/地獄八景亡者戯
雀々さんの二番弟子・鈴々(りんりん)さんはアマチュア時代に「すずめ家ひばり」という名前で、河内長野を中心に活躍されていたそう。そんな彼女を、今まで応援してくれた人々に祝福され、プロ・デビューさせてあげようという雀々さんの「親心」なのだろう。
ハキハキとした口跡で、元気な初高座。笑顔も良かった。一度も詰まることなく、堂々たる口演。お見事!
雀々さんの「地獄八景」は先月も聴いたのだが、何度聴いても新鮮で面白い(冥土での登場人物に、パク・ヨンハとつかこうへいが新たに加わった)。マシンガンのように言葉を畳み掛けるスピード感。師匠・枝雀を彷彿とさせる、ダイナミックで勢いのある「一生懸命のお喋り」。文句なし。
| 固定リンク | 0
「古典芸能に遊ぶ」カテゴリの記事
- 映画「オッペンハイマー」と、湯川秀樹が詠んだ短歌(2024.06.15)
- 柳家喬太郎 なにわ独演会 2023(2023.10.11)
- 柳家喬太郎独演会@兵庫芸文 2023(2023.06.23)
コメント