桂吉坊/ぱくす亭 噺の会 Final !
7月20日(火)、新大阪近くにある喫茶店PAK'S GROOVE(パクス・グルーヴ)へ。
ここで不定期に開催されてきた桂吉坊さんの会、これが12回目だそう。そして最後のぱくす亭となった。何故なら7月末でオーナーが店を廃業されるから。
飲食代+チャージ1,500円。プロの噺家が目の先2mくらいで落語を演じてくれるのだ。安いものである。
- 吉坊のうだうだ
- 寄合酒
- 次の御用日
まずは吉坊さんの師匠・吉朝と大師匠・米朝さんが旧サンケイホールで「怪談噺の会」をやった時の舞台裏のエピソードを色々面白おかしく。
また、米朝宅で内弟子修行中に、米朝さんから「お前は丁稚が似合っとるから、《蔵丁稚》の稽古を付けたる」と言われ、それから紆余曲折があって結局《正月丁稚》を教わったエピソードなどを披露された。
《寄合酒》は蛙の柄が入った、夏らしい着物で演じられた。
《次の御用日》のマクラでは、しばしば見知らぬ小さい子供から気軽に話しかけられることなどを語られ、本編へ。可愛らしい丁稚の描き方が出色。
いま上方で丁稚を演じさせたら、吉坊さんか雀々さんが一番上手いかも。吉坊さんは品があるタイプ、雀々さんの描く丁稚は鼻水垂らしていそうなアホな感じ。どちらも味がある。
| 固定リンク | 0
「古典芸能に遊ぶ」カテゴリの記事
- 柳家喬太郎 なにわ独演会 2024(2024.12.13)
- 桂 二葉 独演会@兵庫芸文(2024.12.12)
- 柳家喬太郎独演会@兵庫芸文 2024(2024.12.12)
- 映画「オッペンハイマー」と、湯川秀樹が詠んだ短歌(2024.06.15)
コメント