« 英国ロイヤル・バレエ団「ロミオとジュリエット」 | トップページ | パリ20区、僕たちのクラス »

日曜日は寄席気分/繁昌亭朝席→動楽亭昼席(7/4)

7月4日、日曜日。朝から繁昌亭へ。

N01

N03

  • 桂福丸/道具屋
  • 桂春雨/悋気の独楽
  • 桂福車/借家怪談
  • 桂梅團治/宇治の柴舟

福丸さんは八分目の力で、そつない高座。一度、この若き俊英が全力投球するネタを聴いてみたい。

福車さんはマクラで眼鏡を掛け、ネタに入ると外された。

借家怪談》と《宇治の柴舟》は珍しい噺。梅團治さんは「《宇治の柴舟》の導入部は《崇徳院》《千両みかん》《肝つぶし》に似ているんです。その中で、一番おもろない噺です。だから演り手がなく、もう滅びかけています」と。豪快な高座で十分愉しめた。こういう珍品に出会えるのが嬉しい。

昼は動楽亭へ移動。客の入りは五十数人。

N02

  • 桂弥生/子ほめ
  • 桂ひろば/竹の水仙
  • 桂雀喜/ダンゴマン(長坂堅太郎 作)
  • 桂雀松/へっつい幽霊
  • 桂宗助/ちしゃ医者
  • 桂千朝/肝つぶし

N04

吉弥さんの二番弟子・弥生さんの声は客席後方まで通り、口跡爽やか。その音楽的で心地よいリズム感は、彼女が楽器(フルート)を吹いていたことと無関係ではないだろう。

雀喜さん(長坂堅太郎は彼の本名)の新作は奇想天外。しかしそれに説得力が伴わない。僕は主人公とダンゴムシが合体する必然性が最後まで理解出来なかった。カフカとか古典落語《粗忽長屋》みたいな、不条理な面白さはこの噺にない。奇を衒いすぎではないだろうか?

雀松さんは噺に登場する幽霊がなかなかひょうきんで、ニンに合っている気がした。

米朝師匠に最も近い語り口と言われている宗助さん。端正で軽やか。確かに上手いのだが、では果たしてこの人自身の個性は?という疑問が、ふと胸をよぎる瞬間もある……。

|
|

« 英国ロイヤル・バレエ団「ロミオとジュリエット」 | トップページ | パリ20区、僕たちのクラス »

古典芸能に遊ぶ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/212850/48796750

この記事へのトラックバック一覧です: 日曜日は寄席気分/繁昌亭朝席→動楽亭昼席(7/4):

« 英国ロイヤル・バレエ団「ロミオとジュリエット」 | トップページ | パリ20区、僕たちのクラス »