木管五重奏/夏の夜の饗宴 2010
大阪倶楽部へ。
安藤史子(フルート)、高山郁子(オーボエ)、上田希(クラリネット)、東口泰之(ファゴット)、村上哲(ホルン)の演奏で、木管五重奏を聴く。このうち4人がいずみシンフォニエッタ大阪あるいは、なにわ《オーケストラル》ウィンズのメンバー。
- クルークハルト/木管五重奏
- ラヴェル(M.ジョーンズ編)/クープランの墓
- イベール/3つの小品
- アーノルド/木管五重奏のための3つの船乗りの歌
- バーバー/夏の音楽
クルークハルトという作曲家は初めて聴いたが、中々良かった。
一番気に入ったのはパリに生まれ、パリで活躍したイベールかな。粋で洒落ている。
イギリスのアーノルドが23歳の時に作曲したシャンティ(船乗りの労働歌)はただのアレンジではなく、結構入り組んでいて不協和音の味付けもされ、とても面白い響きがした。
バーバーは夜の音楽。日本みたいにうだるような暑さではなく、カラッとして微風が心地よい感じ。緩ー急-緩ー急…の繰り返しがメリハリがあって、いかにも近代アメリカ的な楽想。
管楽アンサンブルの軽やかなハーモニーを愉しんだ。なお、大フィル・ホルン主席の村上さんが使用していたミュート(弱音器)に淀川工科高等学校(淀工)吹奏楽部のシールが張ってあったのが、すごく気になった。なんでだろう?
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