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吹奏楽版「ロード・オブ・ザ・リング」!/大阪市音楽団 定期

ザ・シンフォニーホールへ。

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秋山和慶/大阪市音楽団(市音)の記念すべき第100回定期演奏会を聴く。

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宮川彬良さんから花が届いていた。

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吹奏楽のために書かれた究極の名曲がプログラムに並び、会場はびっしり満席。

まず、平松邦夫・大阪市長が登場し、挨拶。アナウンサー出身だけに口調は滑らか。そして市長の指揮でオープニング・ファンファーレ(A. リード)〜大阪市歌(中田章 作/大栗裕 編)。

そして秋山さんとバトンタッチして、オランダの作曲家ヨハン・デ=メイの代表作、交響曲 第1番「指輪物語」(The Lord of the Rings)が始まる。

  1. 魔法使いガンダルフ
  2. エルフの森”ロスロリエン” 
  3. ゴラム(スメアゴル) 
  4. 暗闇の旅(モリアの坑道〜カザド=デュムの橋) 
  5. ホビット 

第1楽章で提示される気高い「ガンダルフのテーマ」は第4楽章にも再現され、ガンダルフと悪鬼バルログの戦いを描く。

そして終楽章でもこのテーマは登場し、ガンダルフとホビットとの再会、そして「灰色港」(the Gray Havens)から不死の国への旅立ちが描かれる。なおhaven(港)であってheaven(天国)ではない(プログラムに書かれた曲目解説は間違い)。

第1楽章後半は躍動感溢れる速いテンポとなり、白馬シャドウファックスが疾走する。

秋山/市音は切れ味鋭く、表情は繊細。精緻な演奏だった。金管の輝かしい響きに痺れた。また第3楽章ソプラノ・サクソフォーン(コンサートマスター:長瀬さん)のソロが素晴らしかった。

後半のジェイムズ・バーンズ/交響曲 第3番については先の記事に書いたので、ここで繰り返さない。

「苦悩を突き抜け、歓喜へ!」という作品コンセプトが余すところなく表現された、極めつけの名演だった。第3楽章"ナタリーのために”の心洗われる清浄さ、天国的美しさ。そして第4楽章の生命力漲る"動"。聴衆は熱狂した。

アンコールは行進曲「旧友」

吹奏楽史に永遠に記憶されるであろうこの感動的演奏会はNHKによりテレビ収録され、9月以降BS「クラシック倶楽部」で放送される予定。

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コメント

コメント、リンク、ありがとうございました。

このような場所に居合わせられたことの幸せをしみじみ噛みしめています。

でも、会場の雰囲気が、なんとなくファミリーな感じがして良かったですね。いつもこんななんでしょうか?

「バーンズの3楽章がええんや!!」と休憩時間にすでに喫茶室で盛り上がっている大阪弁の会話を聴いていると、この楽団が愛されていることが本当によくわかりました。

大阪市民は、この成果、誇りにしていいと心から思います。

投稿: ぐすたふ | 2010年6月13日 (日) 12時53分

ぐすたふさん、コメントありがとうございます。

「バーンズの3楽章がええんや!」という会話は愉しいですね。市音は無料の演奏会など、大阪市民に大いに貢献しています。是非機会があれば、毎年7-8月の毎週金曜日に大阪城音楽堂で開催されている「たそがれコンサート」も覗いてみて下さいね。

投稿: 雅哉 | 2010年6月13日 (日) 22時12分

バーンズの第三楽章、あまりにも美しすぎて、涙があふれてきました。聴きに行って本当に良かったです。

投稿: はるかぜ | 2010年6月16日 (水) 19時56分

はるかぜというハンドル名はマーチ「春風」から採られたのでしょうか?

バーンズのシンフォニーは感動的な名曲ですね。是非このライヴCDやNHK-BS「クラシック倶楽部」での放送を通じて、より多くの人々の耳に届いたら嬉しいです。

投稿: 雅哉 | 2010年6月16日 (水) 22時01分

はじめまして! 交響曲指輪物語の検索から来ました。
過去記事に失礼致します。

大阪市音のコンサートに行かれたのですね。
私は、「クラシック倶楽部」で聴きました。
交響曲指輪物語、いいですよね!happy01

生の交響曲、聴いてみたかったです。
バーンズのことは知らなかったんですが、以前の演奏は世界初演だったんですね。
また再放送があったら、見直してみたいです。

投稿: カルミア | 2010年9月17日 (金) 22時02分

カルミアさん、初めまして。

デ=メイの「指輪物語」は名曲ですね。ハワード・ショア作曲/映画「ロード・オブ・ザ・リング」の音楽も素晴らしい。

市音の演奏は恐らく今年中にライヴCDも発売されると想いますので、お楽しみに!

投稿: 雅哉 | 2010年9月18日 (土) 00時27分

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