月亭遊方/とくとくレイトショー(6/15)
難波の徳徳亭へ。21時20分開演、月亭遊方さんの会。新作派の彼としては珍しく、今回は古典二席。
- 干物箱
- うなぎや
「干物箱」はつい先日、月なみ(^o^)九雀の日でも聴いた。「2日前はこのネタでコケました」と遊方さん。そんなこと全然ない、十分受けていたけどなぁ。
その日の打ち上げで「お前は武士顔じゃないから武士が登場する噺は似合わないんじゃないか」と九雀さんからの助言されたこと、また上方落語の噺家も200人を越え、その様々なタイプの人間と接する時の心構えについて指南を受けたことなどをマクラで語られた。
放蕩が過ぎて家に軟禁状態にされた若旦那。親父から「銭湯にでも行ってきなされ」と言われ大興奮。ここで勢い余った遊方さんが「膝隠し」を高座の前に落としてしまうという愉快なハプニングも。ライヴならではの醍醐味である。
「うなぎや」の後半はほとんど台詞もなく、主人とうなぎの格闘がダイナミックなアクションで描かれた。「座布団に体の一部がタッチさえしていればセーフ(何をやってもよい)」という桂枝雀さんの理論(?)を実践する、七転八倒の大熱演!これは見応えがある。
帰り際、遊方さんから新しく出来たという繁昌亭の名刺を頂いた。
この昼席のどこかで、「はてなの茶碗」を演じられる予定だそう。
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