TORII寄席/桂文珍を聴く会
トリイホールへ。
ゴールデンウィーク特別企画を聴く。
- 桂 二乗/阿弥陀池
- 桂 楽珍/半分垢(半分雪)
- 桂 文珍/茶漬間男(二階借り)
- 桂 文珍/胴乱の幸助
文珍さんがTORII HALLに出演されるのは平成4年以来、実に18年ぶり。事務所の関係で中々実現しなかったそう(文珍さんは吉本興業、TORII寄席の世話人は米朝事務所に所属する米團治さん)。しかし今年はその垣根を越えた「上方落語まつり」が盛況のうちに開催され、雪解けが起こったという経緯のよう。
18年前に文珍さんが書かれたサイン色紙も掲示されていた。
文珍さんは何よりマクラが面白い。自身の老いのことや時事ネタを交え、小咄を連ねてゆく。各々しっかりオチがついているのだからさすが。「上方落語まつり IN ミナミ」の米朝さんのエピソード、米團治さんや楽珍さんの失敗談など腹を抱えて笑った。
さらりとして、すっとぼけた味わいの「茶漬間男」の粋、浄瑠璃の語り口の巧さが光る「胴乱の幸助」も良かった。
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