笑福亭鶴瓶登場!/繁昌亭昼席(5/2)
天満天神繁昌亭へ。
- 林家市楼/犬の目
- 笑福亭瓶二/親子酒
- 林家うさぎ/手水廻し
- サンデー西村/バイオリン漫談
- 桂 蝶六/豊竹屋
- 笑福亭鶴志/野崎詣り
- 桂朝太郎/マジカル落語
- 笑福亭岐代松/時うどん
- 月亭八天/饅頭こわい
- 笑福亭鶴瓶/転宅
大入り満席で、立ち見客もいた。
「時うどん」、「動物園」、「手水廻し」という三つのネタについて、繁昌亭では一時期、(昼席に掛けることの)禁止令が出たそうだ。客席から「いつ行ってもこればっかり」という声があがったらしい。それをベテランが演るというのは如何なものだろう?特に工夫もなく、退屈だった。
瓶二さんは酒で(鶴瓶)師匠をしくじったエピソードをマクラに。
蝶六さんは狂言の基本の言い回し「二字上がり」を客席参加型で練習して本編へ。滑らかな口調が音楽的で、心地よい。
鶴志さんは豪快な高座。
八天さんは淀みなくトントンと。沢山の登場人物の演じ分けが上手い。中間部の怪談噺はカットした、東京の型で(多分時間の関係だろう)。
滅多に繁昌亭に登場されない鶴瓶さん。マクラでは立川談志さんのお見舞いに行った時の爆笑エピソードを(その詳細は下記記事に書いた)。
そして古典落語「転宅」へ。ニセ医者の噺から、泥棒を騙る本編へ。見事な流れだ。
純情で間抜けな男の、そこはかとない可笑しさ。余分な贅肉は削ぎ落とされ、「子泣き爺」や「エイの裏」など以前聴いた時はなかったくすぐりもあり、一層進化していた。さすがである。鶴瓶さんは湿っぽい「たちぎれ」や「子は鎹」よりも、こういうカラッとした噺の方が似合っている。
終演後、繁昌亭の前でお客さんに気さくにサインする鶴瓶さん。
このボリュームでチケット代2,000円ポッキリ。行って良かった。
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