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繁昌亭創作賞受賞者の会 (4/12)

繁昌亭へ。

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繁昌亭創作賞の受賞者、三風(第一回)、遊方(第二回)、たま(第四回)が出演する落語会。第三回受賞の三金さんは三枝師匠のお供でハワイへ(朝日放送「新婚さんいらっしゃい!」の収録のため)。

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全員、自作の落語を披露。

  • 桂三四郎/17歳
  • 笑福亭たま/胎児
  • 月亭遊方/クレーマー・クレーマー
  • 桂三風/あぁ定年
  • たま、遊方、三風/受賞記念トーク
  • 笑福亭福笑/宿屋ばばぁ(半ば)

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「マンスリーよしもと」で特集された男前ランキング2010の落語家部門では次のような結果になったそう(吉本の劇場に来たお客さんによる投票)。

  1. 桂三四郎
  2. 笑福亭たま
  3. 桂米團治

前座の三四郎さんは未だ若い(28歳)ので、忌憚ない意見を書かせてもらう。彼の創作落語は聴いていて無駄が多いと感じた(ギャグが有効に機能していない)。それから女性の演じ方が下手。このあたり、さらなる精進が必要だろう。

たまさんの新作は双子の胎児が会話し、演者が逆立ちしたり、帯をへその緒に見立てたりとシュールで斬新。これを聴くのは2回目だが、やはり新鮮な面白さがあった。

遊方さんは自分が製菓会社にクレームをつけた体験を基にした新作。主人公の情けなさにリアリティがあり、秀逸。

三風さんの作品は、定年を迎えた男の哀感を描きながら後半はカラオケの噺となり、サゲは定年と無関係。テーマがぼやけた感あり。「長崎は今日も雨だった」を歌う場面で下座からバック・コーラスが入ったり、「大阪ラプソディ」では客席参加型に。

座談会では、大阪で受けるネタでも、地方では”炎上する”(シーンと静まり返る)ことがあるという話で盛り上がる。特に新作は難しいらしい。たまさんは秋田の温泉地で10日間連続、昼夜計20回高座に上がったが、「全部すべりました」と。落ち込んで、毎日のように大阪の遊方さんにメールしたとか。また繁昌亭に限っても、昼席と夜席では客層が異なり(昼は団体客が多い)受けるポイントが違うので、工夫が必要という苦労話も興味深かった。また遊方さんから、この日入籍したとの報告あり。

福笑さんの新作は「リング」の貞子みたいに這いつくばって登場する温泉宿の婆さんが爆笑ものだった。帰宅して調べてみると、どうやらこの噺には続きがあるらしい。今回福笑さんは特別ゲストという立場なので、時間を考えて後半部をカットされたのだろう。是非次回は《完全版》を聴きたいと想った。

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