パペット落語「ゴジラ対モスラ」登場!/つるっぱし亭
大阪・鶴橋にある「雀のおやど」へ。
- 笑福亭生寿/うなぎ屋
- 桂 雀三郎/くやみ
- 笑福亭鶴笑/ゴジラ対モスラ
- 桂 雀三郎/百年目
鶴笑さんのパペット落語が可笑し過ぎて、腹を抱えてのたうち回った。あー苦しかった!
冒頭、古典落語「時うどん」から始まるところから意表を突かれた。そこへ現われたゴジラ、そしてモスラとの激しい戦い。地球防衛軍も入り乱れ、クレイジーな芸が炸裂する。ちゃんとサゲがあったのにも驚かされた。
その後で登場した雀三郎さん。「いやぁ、面白いですね。どれを見ても演っていることは同じですけれど」にまたまた場内大爆笑。
雀三郎さんは口調のリズム感が良くない噺家だと僕は常々想っているのだが、「百年目」ではそれが全く気にならなかった。この噺は桂米朝さんの十八番で、米朝さんが「最も難しいネタ」と仰っている。物語の半ばに登場する、商家の親旦那の風格、人間の大きさを表現するのが極めて難しく、若手では歯が立たない。以前、小米朝(現・米團治)さんで聴いたが、物足りず、もどかしい想いがした。しかし、雀三郎さんはさすが含蓄のある親旦那を演じられ、しみじみとこの噺の面白さを味わった。
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