第1回 あしたの箱 おたのしみ会/月亭遊方 落語2席 Plus One
ギャラリー「あしたの箱」へ。月亭遊方さんの会。
今回の企画は、昨年12月「糸川燿史写真展」を観に、遊方さんがこのギャラリーを訪ねたところ、その糸川さんが「ここで落語会開いたらええやん」と提案され、オーナーに「この人はロックな高座で、絶対面白いから」と強力に推薦してくれたそう。
ぎゅうぎゅうの満席。演目は、
- たとえばこんな誕生日(遊方 作)
- 飯店エキサイティング(遊方 作)
- おまけのじかん
「おまけのじかん」はオーナーからワクワクするようなことをしたいという提案で実現。遊方さんへの質問コーナー、そして福引きあり。
古典落語に対する姿勢について問われた遊方さんは、「古典はコピーするのではなくカヴァーするという考え方でやっています」
もし落語家にならなかったら何をしていましたか?という質問には、「音楽関係の仕事に就くのが高校の頃からの夢で、東京の大学を選びました。あ、あと”道楽息子”もええですね!僕の知り合いで48歳になるまで全然仕事をせずに遊び暮らしている人がいるんです。まあ、直ぐに飽きてしまうかも知れませんが」
場内大爆笑となったのが、「遊方さんは八方さんのお弟子さんですか?もしそうなら、八方さんは落語をされるのですか?」というものだった。また「遊方」という芸名の由来は、師匠の八方さんがラジオで公募したところ、このアイディアが葉書で届いたそう。「遊」の字は「三遊亭」など東京には多いが、上方の噺家にはないので、「それは、ええんちゃうか」ということで決まったとのこと。これについてウィキペディアには、
UFOのように客を遥かな笑いの世界に連れてゆくように、との願いが込められている。
と書かれているが、「全然ちゃいます。僕、ウィキのこの項を師匠と一緒に読んで、笑いましたもん」と。
お菓子や飲み物が無料というサービスも嬉しく、カジュアルで実に愉快な会だった。
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