日本テレマン協会/ヨハネ受難曲
カトリック夙川教会聖堂(兵庫県)へ。
延原武春/テレマン室内オーケストラ&合唱団の演奏で、
- J.S.バッハ/ヨハネ受難曲
を聴く。教会音楽シリーズの第162回目。この団体はクラシカル(古)楽器も弾くが、今回はモダン楽器で。
諦念と悲しみに満ちた「マタイ受難曲」と比べ、この「ヨハネ」は劇的であり、大バッハの怒りや絶望、その感情の起伏が激しい。より「人間的」であると言えるかも知れない。2時間弱を要する長い曲だが、飽くことなく最後まで愉しめた。
音楽の清冽なシャワーを全身に浴び、なんだか浄化されたような、生れ変わった気分で帰途についた。
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