できちゃったらくご!(3/8)
動楽亭へ。新作ネタおろしの会。第50回記念(茶臼山舞台→繁昌亭レイト→動楽亭)。50人くらい入り、盛況。
- 桂 三金/日米相撲場風景
- 桂 あやめ/大奥出世物語(仮題)半ば
- 笑福亭たま/美女と野獣
- 笑福亭福笑/素人(しろうと)板場
- 旭堂 南湖/透視メガネ(エロ講談)
- 月亭 遊方/ルーキーズ・スリル
- 桂 三風/ジェネレーション・エレジー
三金さんは、「三遊亭円丈一門VS.桂三枝一門」落語会で三題噺を披露。その時のお題が「朝青龍」「JAL」「米軍基地」だったそう。「”JAL”は”じゃるそば”とくだらないので省き、その時のネタをします」と。即興で作ったものとはいえ、中々まとまっていた。ただ時事ネタなので、作品生命は短いかも。
あやめさんは「ルンルン大奥絵巻」の姉妹篇。面白い!もっと続きが聴きたかった。
最近絶好調というたまさんの新作の出来も良かった。某劇団の某演出家が主人公。ミュージカル「美女と野獣」の冒頭に登場する老婆はその後どうなったのか気になるという意見も、考えてみればその通りだなと共感。「オペラ座の怪人」が出てきたり、シャンデリアが落ちたりと実に愉しい。
ゲストの福笑さんは、相変わらずエキセントリックなやり取りに爆笑。得意の駄洒落連発あり。還暦を過ぎて、益々「過剰な人」だ。
南湖さんは間もなく、お遍路の旅に出発されるそう。四国では辻講釈もしてみたいとか。また土産話が愉しみだ。「談志最後の落語論」に刺激を受けたと、エロ講談を。
遊方さんはスリ見習いの噺、三風さんは古典落語「寝床」を下敷きに、上司の熱意(ハッスル!)が部下に伝わらない悲哀を描いた。
全員初演ながら全体としてレベルが高く、さすがだなと感心することしきり。
| 固定リンク | 0
「古典芸能に遊ぶ」カテゴリの記事
- 「芝浜」ネタおろし!〜笑福亭鶴瓶落語会(2023.03.10)
- 笑福亭鶴瓶 落語会@兵庫芸文 2022(2022.05.06)
- 「ハワイの雪」と忠臣蔵特集〜柳家喬太郎 独演会@兵庫芸文 2022(2022.12.18)
- 第5回 柳家喬太郎なにわ独演会 2022(2022.09.07)
- 柳家喬太郎 なにわ独演会 2021(2021.10.01)
コメント