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桂よね吉落語会@いたみホール

2月21日(日)、伊丹市立文化会館へ。

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NHK朝ドラ「ちりとてちん」への出演でも知られる、桂よね吉さんの落語会。開場は14時30分、開演は15時。僕が会場に到着したのが14時ジャスト。4階のエレベーターを降りると、既に31人並んでいた。うち男性が2人。女性率9割以上!「こ、ここは宝塚大劇場か!?」とドン引きした。

着物で来た人には粗品進呈とのことで、そういう服装の方が多かった。受付4人も全員着物姿。よね吉さんによると、これはある会社の女性有志が企画した手作りの落語会で、今回が第1回目だそう。そこで最初に白羽の矢が当たるところが、よね吉人気のもの凄さを物語っている。

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  • 桂   二乗/動物園
  • 桂よね吉/七段目
  • 桂よね吉/愛宕山

よね吉さんの十八番、「七段目」をようやく生で聴けた!NHKテレビや、「繁昌亭らいぶ」シリーズのDVDでは既に観ていたが、やっぱり落語はライヴが一番。DVDに収録されたものとは完全にマクラが異なり、「七段目」だけでなんと1時間10分たっぷり。本編よりも、はるかにマクラの方が長かった。

澤潟屋(おもだかや)こと、市川猿之助が演じる歌舞伎「伊達の十役」をよね吉さんが東京まで観に行った時のエピソード。師匠の吉朝から「珍しい演目だから絶対観ておけ」と薦められたそう。お金がないので深夜の高速バスを利用し、カプセルホテルに泊まった。そこで遭遇した恐怖体験……。いやぁ、面白かった。

芝居噺「七段目」の本編は、よね吉さんの所作の艶っぽさ、指先の流麗な動きが生むイリュージョン(幻影)に魅了された。

また米朝宅における内弟子生活のエピソードも爆笑ものだった。大師匠にあたる桂米朝さんは、大変な”いらち”(短気)だそうで、出囃子が鳴って5秒くらいで高座に上がっていたとか。よね吉さんが運転手を勤めていたときも、お出掛けが夕方5時と聞き、4時35分に車を玄関に回したら、表に既に米朝さんがイライラしながら立っていて「よね吉、遅い!」と叱られたそう。「しかし師匠、出発は5時と仰いませんでしたか?」「(腕時計を見て)もう25分前やないか!」

また、米朝さんは肉が大好物だそうで、しばしば食卓にハンバーグが出たそう。夫人はよね吉さんたちにはたっぷりソースをかけてくれたが、米朝さんの分には肉の味をしっかり味わってもらいたいと、チョコッとしかかけられていなかった。それを見て不機嫌になった米朝さん、「お前はハンバーグのソースを、そんなにわしに食べさせたくないんか!」その言葉にカチンときた米朝夫人、こう切り替えした。「それが人間国宝の言うことか!」

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