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2010年2月22日 (月)

笑福亭福笑・たま〜たった二人の一門会〜

天満天神繁昌亭へ。笑福亭福笑(←上から読んでも、下から読んでも…)さんと、弟子のたまさんの一門会。補助椅子も出て、びっしり満席。

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  • たま/青菜
  • 福笑/代書屋
  • たま/愛宕山
  • 福笑/瀞満峡(福笑 作)

夏の噺「青菜」は暑さでヘロヘロのおかみさんの描写が、まるでゾンビみたいで可笑しかった。以前聴いた時よりも、たま版「青菜」はさらにエキセントリックに進化した。

代書屋」はたまさんが二年間の通い弟子生活の最後に、福笑さんから稽古を付けてもらったネタだそう。「文字の書けない庶民を見下している(知識人の)代書屋は、お前にピッタリや」と言われたとか。確かにたまさんの「代書屋」は嫌味な感じが絶妙だった。しかし京都大学を卒業しているたまさんの場合、その知性が邪魔をするのか、アホになりきれないというか、噺に登場する《すかたん》(間抜け)が精彩を欠いている印象を憶える。その点、今回の福笑さんは代書屋も、その客のキャラクター造形も鮮やかで、さすがだなぁと想った。また、代書屋が座って表を眺めている店の描写が克明で感服した。

瀞満峡(どろみつきょう)」は家族でサマーキャンプに出かけるという、福笑さんの新作。途中、インディアンやターザンが出てきたり、不条理な噺だなぁと想って聴いていたら、サゲで冒頭の場面に戻り、円環構造を持つSF仕立てだったので驚いた。落語ってこんなことも出来るんだ!ジャンルの可能性を広げる、凄い作品だった。

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