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2010年2月10日 (水)

桂文珍 独演会@大阪府吹田市

昨年末、523人の大アンケートによる 「今おもしろい落語家ベスト50」(文春MOOK)という本が出版された。

このアンケートは「ここ数年で、ライブを聴いた落語家について一番面白かった噺家は誰ですか?1位から3位まで3人挙げてください」という質問であった。

対象が東京の落語ファン主体だったので、50人のうち上方の噺家は7人しかランクインしないという結果に終わった(南光、春團治、三枝、米團治、吉坊、鶴瓶、雀三郎)。

大阪で同じアンケートをしたら、全く異なる結果となっただろう。是非、文芸春秋社には「上方版」も企画してもらいたい。

そこでもし、僕が同じ質問を受けたらどう答えるだろうか?と考えてみた。東京の噺家も含めるなら、現時点では次の3人かな。

  • 柳家喬太郎
  • 桂よね吉
  • 桂文珍

もしこれをお読みの方で、「私ならこの人を選ぶ!」というのがあれば、どしどしコメント欄にお書き下さい。お待ちしています。

さて、吹田市文化会館メイシアターへ。

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文珍さんの独演会は昨年末にも聴いている。

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今回の演目は、

  • 桂   楽珍/ふぐ鍋
  • 桂   文珍/風呂敷
  • 内海英華/女道楽
  • 桂  文珍/不動坊
  • 桂   文珍/粗忽長屋

内海さんは名前の通り、のある芸でいつも愉しませてくれる。三味線のテクニックがすごい。

文珍さんは色々な小咄を積み重ね、それに時事ネタを織り交ぜるマクラが巧い。

結構落語会に足を運んでいるつもりだが、考えてみれば冬の噺「不動坊」を生で聴くのはこれが初めて(米朝さんと枝雀さんの高座はDVDで視聴した)。結構大ネタだし、季節ものなので高座に掛けられる機会は意外と少ないのかも知れない。

文珍さんの「粗忽長屋」は二度目。とぼけた味わいが可笑しい。カフカもびっくり、何とも不条理でシュールな噺。文珍さんのニンに合っている。落語の醍醐味、ダイナミズムを堪能した。

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コメント

はじめまして。
私の好きな落語家三人は、順番に笑福亭福笑さん、柳屋喬太郎さん、月亭遊方さんです。
でも遊方さんと桂文三さんと笑福亭由瓶さんは僅差で、ホントは選ぶの難しいです(^-^;

投稿: ちかちか | 2010年2月10日 (水) 18時39分

初めまして、愉しく読ませて頂きました。

3人を選ぶ、というのはなかなか大変ですね。
私は、とにもかくにも まずは春團治師匠・・・これは面白い云々よりも、師匠が動いているのを見るだけで幸せというか、まぁ ほかの噺家とは別格という意味で。

柳家喬太郎師もよね吉もいいですが・・・
壺にはまったときの 桂文三と桂文華も大好きです。

追伸;私も先日の動楽亭で、雀々師の「ぽ〜ん」を見ましたです。

投稿: 順ちゃんの夫 | 2010年2月10日 (水) 22時10分

ちかちかさん、一票ありがとうございます。

福笑さんの「落語の狂気」も素晴らしいですよね。それから遊方さん!3選に入れるか随分迷ったんです。天王寺(ホームレス)ネタには毎回爆笑させてもらってます。文三さんはあの明るさ、機嫌良さが好きです。由瓶さんは未だ余り沢山高座を聴いていないので、今後ゆっくり判断したいと想っています。

投稿: 雅哉 | 2010年2月10日 (水) 22時35分

順ちゃんの夫さん、コメントありがとうございます!

春團治師匠が別格というご意見には全く同感です。ただとても残念なのは、僕は今まで春團治さんの「代書屋」や「祝のし」はそれぞれ5回以上聴く機会があったのですが、未だに「高尾」とか「皿屋敷」に一度も遭遇したことないのです!そういう意味では事前に演目を発表して頂けると、とても嬉しいのですが……。

文華さんについては、つい先日、江戸の人情噺「子は鎹」を聴いたのですが、これはいただけませんでした。文華さんを初めて聴いたのは「勘定板」ですが、もう腹を抱えて笑いました。こういう滑稽噺は本当に見事ですね。

投稿: 雅哉 | 2010年2月10日 (水) 22時59分

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