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2010年2月15日 (月)

育っちゃったらくご!/バレンタイン・愛のネタ特集

2月14日(日)、天満天神繁昌亭へ。

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新作ネタおろしの会「できちゃったらくご!」と対を成す、「育っちゃったらくご!」を聴く。リーダーは桂あやめさん。20回記念ということで、口上もあった。

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  • 口上(全員)
  • 桂あやめ/営業1課の高田くん(あやめ 作)
  • 桂三金/延陽伯
  • 桂三風/ハンカチ(小堀裕之 作)
  • 旭堂南湖/お秀の結婚(講談)
  • 笑福亭たま/新景累ヶ淵(たま 作)
  • 月亭遊方/いとしのレイラ~彼女のロック〜(遊方 作)

あやめさんは8歳の頃から24歳で結婚すると決めていたそうで、「営業1課の高田くん」は23歳の時に作った噺だそう。主人公の女性が屋上で高田くんに愛の告白をする場面では、下座の三味線がエルヴィス・プレスリーの"Love Me Tender"を演奏する。何とも愉しい演出である。

ハンカチ」は2丁拳銃・小堀裕之さんの作品。「第2回上方落語台本募集」で優秀賞を受賞。「お巡りさん、あの人を捕まえてください!私のハートを盗んでいきました」という台詞は、宮崎駿監督「ルパン三世 カリオストロの城」のパクリではないかと僕は思うのだが……。

新景累ヶ淵」は昨年8月の「たま・南湖二人会」でネタおろしされたもの(その時の感想はこちら)。初演時には「豊志賀の顔」という副題が付けられていた。今回が2回目の口演とのこと。駄洒落の連発や、エスカレートする(サディスティックな)虐めのギャグなど、たまさんの師匠・福笑さんの新作を彷彿とさせる場面が多々あり。これは快打!たまさんの喉の調子もだいぶ良くなった様だ。

この日、一番会場を沸かせたのは遊方さんだった。口上で「僕は明治大学落語研究会に入って、初めて落語と出会いました。最初に憶えたのがこれです」と小噺「甘酒屋」を全編披露。横に正座したあやめさんはドン引きで、客席は大爆笑に。

いとしのレイラ~彼女のロック〜」を僕が聴くのは2回目。何度でも腹を抱えて笑ってしまう。これは遊方さんの傑作中の傑作ではなかろうか?特にギターを抱えて弾き語りする場面は最高!今回、調弦が合っておらず、慌てて舞台上でチューニングする場面も。そんなハプニングも実に愉快だった。なお、この噺の挿入歌はクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの「ヘルプレス」(アルバム「デジャ・ヴ」に収録)。映画「いちご白書」の挿入歌でもあるそうだ。

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