桂文我上方落語選 大阪編(1/23)
大阪梅田・太融寺へ。
- 笑福亭呂竹/時うどん
- 桂 文我/親子の嫁入
- 桂 米平/雁風呂
- 桂 文我/鎮守の森
- 落語ゼミナール
- 桂 文我/虱(しらみ)茶屋
珍しく、けったいなネタの数々。「時うどん」以外は聴いたことのない噺ばかりであった。「雁風呂」は釈ネタ(講釈の落語版)で、「鎮守の森」は昔、にわか芝居として演じられたものではないかとのこと。「親子の嫁入」も「鎮守の森」も文我さんは速記本で読んだだけで、誰かが高座に掛けているのを見たことはないそうだ。
文我さんの兄弟子・雀々さんが仰っていたが、上方でよく演られる古典落語のネタは60くらいしかなく、230人を超える噺家がそれを奪い合っている状態である。だから、文我さんのように研究熱心な落語家の存在はとても貴重だ。
落語ゼミナールでは三遊亭円朝(「芝浜」「文七元結」「牡丹燈籠」「四谷怪談」「真景累ヶ淵」を創作)直筆の和歌(?)や当時の落語演題見立番付表、また桂米朝さんが師事した作家・落語研究家の正岡 容(まさおか いるる)の手紙など、レア・アイテムを見せて頂いた。
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