十日戎 そして、桂雀々 噺を聴く会
今宮戎へ。
十日戎(とおかえびす)の賑わい。警察が出動し、境内への入場制限も。
「商売繁盛で笹もってこい」の威勢のいい掛け声が行き交う。
笹を受け取るのも、もの凄い人混みで押しくらまんじゅう。圧死するんじゃないかと想った。
奇麗な福娘からササに縁起物を付けてもらい、次の目的地へ。
南海電車に乗り、河内長野ラブリーホールへ。
河内寄席を聴く。
- すずめ家すずめ/狸賽
- すずめ家ちゅん助/堪忍袋
- 桂 雀々/口入屋
- 笑福亭三喬/花色木綿
- 桂 雀々/遺言(小佐田定雄 作)
雀々さんの高座は粗さはあるが実にダイナミック。機関銃のように畳み掛ける言葉の連射に圧倒される。緩急のコントラストも鮮やか。
「口入屋」は「ドガチャガドガチャガ」の口調や、師匠である枝雀さんから直伝の「ボウフラが水害に遭ぉたよぉな」恰好が愉しい。
続いて登場した三喬さん、「笑福亭は(枝雀一門と違って)口数が少ないんです」と笑いをとる。「その分、言葉の単価が高いかも」
雀々さんからのリクエストで泥棒噺。さすが十八番だけあって三喬さんのニンに合っており、申し分のない高座だった。
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