ジュリー&ジュリア
評価:B
これは女性映画である。Women Film Critics Circle Awards(女性映画批評家協会賞)でBEST MOVIE BY A WOMAN(女性が撮った最優秀映画賞) 、BEST EQUALITY OF THE SEXES(性の平等を扱った最良の作品賞)などを受賞。ちなみにBEST WOMAN STORYTELLER(Screenwriting Award)、つまり、最優秀女性脚本家賞は「サンシャイン・クリーニング」が獲った。またニューヨーク・オンライン批評家協会賞およびニューヨーク映画批評家協会賞ではメリル・ストリープが主演女優賞を受賞。
映画公式サイトはこちら。
メリル・ストリープ、エイミー・アダムス主演。このふたりは「ダウト~あるカトリック学校で~」でも共演しているが(両者アカデミー賞ノミネート)、「ジュリー&ジュリア」では同じ空間で演技することが全くない。つまりパリとニューヨーク、しかも50年を隔てた、正に時空を超えた女性同士の共感を描くユニークな作品(なんと実話!)である。
脚本・監督はノーラ・エフロン。僕は彼女の作品で好きなものを問われたら、真っ先に「恋人たちの予感」(When Harry Met Sally...,1989)と「めぐり逢えたら」(Sleepless in Seattle,1993)を挙げる。ただし「恋人たちの予感」は脚本のみで、監督はロブ・ライナーだけれど。
「ジュリー&ジュリア」は決してそれらと肩を並べるような傑作ではない。しかし観終わった後、心地よい余韻が残る佳作だと想う。特に料理好きの女性にお勧めしたい。
まだ《出会い系サイト》といった言葉も存在しなかった1998年、「ユー・ガット・メール」("You've Got Mail")でインターネットのメールを通して出会う男女を描いたノーラだが、本作はブログという新しいコミュニケーション・ツールが映画の中で重要な役割を果たしている。
パリ生まれの作曲家アレクサンドル・デプラ(「真珠の耳飾の少女」「ラスト、コーション」「ライラの冒険/黄金の羅針盤」「ベンジャミン・バトン」)の音楽は、今回初めてフランスらしいスコアを聴いた気がした。トレビアン!
それから髪をショートにしたエイミー・アダムスが超キュート。「魔法にかけられて」の頃から僕が大好きな女優さんだ。彼女はとても素敵な声をしているので、是非またミュージカル映画にも出演して欲しい。
それでは、ボナぺティ(どうぞ召し上がれ)!
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