大阪フィルメンバーによる弦楽四重奏+ピアノ
11月28日(土)、兵庫芸文でピエール・アンタイのチェンバロを聴き終え梅田に戻り、阪神電車に乗り換えて野田駅で下車。遊音堂へ向かう。
大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバー(1st.Vn;佐久間聡一/2nd.Vn:浅井ゆきこ/Vla:岩井英樹/Vc:松隈千代恵)+深田麻実(Pf)で、
- ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第12番
- ブラームス/ピアノ五重奏曲
を聴くためである。木戸銭3,000円(自由席)、入りは6〜70人くらい。客席に大フィルの楽員もちらほら見かけた。
そもそもこのメンバーによる弦楽四重奏団は「大阪クラシック」のために結成された。今年の9月に彼らの演奏を聴いた時の感想はこちら。
狭い空間なのでホールの響きは中々良かった。そして見事なアンサンブルであった。ヴァイオリンの鋭さ、緊張感をさらに煽るような気迫。そしてそれをしっかりと受け止める岩井さんのヴィオラ。ただパッションとか力強さという点で、チェロが些か物足りないのが惜しい。まあ成り立ちの経緯が「大阪クラシック」だから、致し方ないのかも知れない。気心の知れた仲間同士で室内楽をするということに意味があるのだろう。
いずれにせよ今後も継続して演奏活動を行って欲しいカルテットである。是非また聴きたい。
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コメント
この演奏会、ホントは行きたかったんですよね。ブラームスのピアノ5重奏。でも、次の日の4重奏と天秤にかけて、そっちの方を取ってしまいました(笑)。
遊音堂、前から気にはなっていて・・・・また、このカルテットの演奏会があれば、その時は是非にと思っています。
投稿: ぐすたふ | 2009年12月 7日 (月) 14時26分
ぐすたふさん、佐久間聡一さんのヴァイオリン・リサイタルなら遊音堂で来年1月28日(木)に開催されます。オール・ベートーヴェン・プログラムで次回はソナタ第3,7,10番だそうです。室内楽を聴くには中々いい音響ですよ。
投稿: 雅哉 | 2009年12月 7日 (月) 22時48分