日本テレマン協会/J.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」
日本テレマン協会の教会音楽シリーズを聴きにカトリック夙川教会へ。
延原武春/テレマン室内オーケストラ(モダン楽器使用)&合唱団で、
- J.S.バッハ/クリスマス・オラトリオ(第1部-3部、5部、6部)
これは全6部から構成されるオラトリオで、本来クリスマスから顕現節(1/6)にかけての日曜・祝日に1部ずつ分けて演奏されるものである。
大バッハの音楽は一概に言えば厳しい。「ヨハネ受難曲」には激しい怒りがあり、「マタイ受難曲」は哀しみと諦念が通奏低音のように流れている。そんな中で「クリスマス・オラトリオ」は明朗で喜びの気持ちに満ちた、祝祭の音楽である。
毎年12月25日にこの教会で「クリスマス・オラトリオ」を聴くようになって3年。そんなことを感じるようになった、今日この頃である。
演奏会の最後はクリスマス・キャロル「もろ人こぞりて」と「しずけき(きよしこの夜)」が演奏され、教会に集った聴衆も歌った。このようにして静かに夜は更けていった。
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