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延原武春、中野振一郎 IN 第九 de クリスマス

ザ・シンフォニーホールへ。

X1

まず延原武春/テレマン室内オーケストラ・合唱団で《100人の第九》。

  • ベートーヴェン/交響曲 第9番

昨年はクラシカル(古)楽器によるベートーヴェン交響曲全曲演奏に取り組んだ延原さんだが、《100人の第九》ではモダン楽器による演奏。古楽器のボウイング(弓使い)を熟知している楽員だからちゃんとピリオド奏法で、バロック・ティンパニを使用している。ベートーヴェンの記したメトロノーム記号(速度表記)に即した解釈で、颯爽として小気味好い。少人数で余分な贅肉がそぎ落とされ、タイトな演奏。やっぱりベートーヴェンはこうでなくっちゃ!

20091220134933

プログラム後半は、

  • テレマン/3本のトランペットとティンパニのための協奏曲
  • パーセル/Oのラウンド”アブデルアーザー”
  • パーセル/組曲 第1番よりメヌエット
  • ヘンデル/組曲 ニ短調よりサラバンド
  • ヘンデル/オラトリオ「メサイア」よりピファ(田園風序曲)
  • モーツァルト/ホルン協奏曲 第1番 第1楽章
  • ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲「四季」より”冬”第2・3楽章
  • J.S.バッハ/コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
  • ハイドン/オラトリオ「四季」より”冬”終曲
  • 賛美歌「もろ人こぞりて」「神の御子は今宵しも」「荒野の果てに」
  • 「きよしこの夜」(アンコール)

今年はヘンリー・パーセル生誕350年、ヘンデル没後250年、ハイドン没後200年という記念の年だった。その割りに、演奏される機会は少なかったけれど(クラシック音楽も商売だから、集客を望めない作曲家に対して演奏家は冷たいのである。しかし来年はショパンで儲けようと、皆てぐすね引いて待っている)。

パーセル2曲とヘンデルの組曲は中野振一郎さんのチェンバロ独奏。切れ味鋭く畳み掛けるような、鮮やかな演奏だった。なお今年リリースされた中野さんのCD「パーセル作品集」は見事2009年度レコード・アカデミー賞に輝いた→詳細はこちら

モーツァルトのホルン・ソロは木山明子さん、ヴィヴァルディのヴァイオリン・ソロ(およびコンサート・ミストレス)は浅井咲乃さん。どちらも日本テレマン協会のメンバーである。一陣のそよ風が吹き抜ける、軽やかで清々しい演奏であった。

午後2時開演で、終わってみれば4時47分。たっぷり年末気分を堪能させてもらった。

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