月亭遊方のゴキゲン落語会(11/17)
ワッハ上方4F展示室内にある上方亭へ。ワン・アンド・オンリー、月亭遊方さんの会。
演目は、
- 幕開前戯噺
- 多国籍酒場へよぉーこそ!
- 絶叫ドライブ〜彼女を乗せて〜(ゴキゲンバージョン)
(以上、遊方 作)
「幕開前戯噺」(トークショー)では遊方さんの日常をあれこれと。桂米朝さんが文化勲章を受章したお祝いの会が太閤園で開催され月亭も可朝さん以下、方正(山崎邦正)さんまで駆けつけたのに、遊方さんは笑福亭福笑"祝"還暦落語会(←僕もその場にいた)の大喜利出演が既に決まっていたので行けなかったこと。結局その日はさくら水産で打ち上げし、朝までカラオケに付き合ったことなどを面白可笑しく語られた。
また所属する吉本興業が有史以来初めて落語プロジェクト・チームを立ち上げ、本腰を入れてきたことを紹介(DVDも発売される→こちら)。遊方さんは、これからの3年に勝負をかけるとの決意表明も飛び出した。
「多国籍酒場へよぉーこそ!」は、とある日本語学校の向かいのバーで展開される、国籍が入り乱れた人生模様を描く(ある意味「グランド・ホテル」形式と言えるかも)。十年ほど前に遊方さんは学校講演+落語をすることになり、「人は見かけだけで判断しちゃいけない」という人権教育を盛り込んで作った噺とか。とはいえ、そんな堅苦しい要素はからきし無し。沢山の人々がガヤガヤ賑やかに登場し、カラッとした作品に仕上がっていた。
「絶叫ドライブ〜彼女を乗せて〜」は免許取り立ての若い男が、彼女を誘って初ドライブする状況下に巻き起こるドタバタ(スラップスティック)・コメディ。遊方さんはゴキゲンに飛ばして絶好調。スピード感ある愉しい高座を満喫した。
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