桂文我・宗助/二人会
ワッハホールで開催された桂文我さん(枝雀の弟子)と桂宗助さん(米朝の弟子)の二人会へ。
- 雀五郎/子ほめ
- 宗助/足上がり
- 文我/妲妃のお百
- 文我・宗助/ネタあれこれ(対談)
- 文我/茶の湯
- 宗助/らくだ
「妲妃(だっき)のお百」は2005年に亡くなった桂文紅の遺品から、その師匠である文團治の書き残した筋書きが見つかり、それを元に文我さんが再構成したもの。東京では立川談志が講談から落語に起こし、文我さんもアドバイスを受けたそう。詳しくはこちら。これは怪談噺で、今まで僕が聴いた文我さんの口演の中でもずば抜けて面白かった。凄みを感じた。ただ時間の関係で、これから盛り上がるぞという一番いい所で切られたのが残念。もっと続きが聴きたかった!やはりこういう埋もれた作品を発掘する噺家は貴重である。「算段の平兵衛」「はてなの茶碗」「地獄八景亡者戯」だって、桂米朝がいたからこそ復活した噺なのだから。
宗助さんは米朝ゆずりの端正な芸で聴き応えがある。ただ、上方落語協会に所属されてないのが実に惜しい。やはり繁昌亭に出られないというのは、大きいことだと僕は想う。
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