大植英次/大フィル+ウィーン楽友協会合唱団の「ドイツ・レクイエム」
10月24日(土)15時10分。大阪シンフォニカー「名曲コンサート」が終了し、JR環状線で移動していずみホールの「ウィーン音楽祭」へ。
16時開演の大植英次/大阪フィルハーモニー交響楽団+ウィーン楽友協会合唱団の演奏会を聴くためである。
- ブラームス/「哀悼歌」、「ドイツ・レクイエム」
僕は常々、ブラームスという作曲家の本質はメランコリーと諦念であると考えている。その特徴が顕著に出ているのが、歌詞が付いたこれら合唱曲であろう。
ウィーン楽友協会合唱団はカラヤン、バーンスタインらとのレコーディングで余りにも有名だが、アマチュアの団体であるということが何よりも驚きである。しかも「ドイツ・レクイエム」をはじめとして、ブルックナー/「テ・デウム」、マーラー/交響曲第8番などを初演したのもこの団体だというのだから凄い。
その合唱だが、まず弱音の凛とした佇まいにハッとさせられる。また低音部が充実しており、高音にかけてのピラミッドをしっかりと支える。実は人の声こそ、この世で最も美しい音を奏でる楽器なのではないかと確信させるような演奏だった。
大植さんの解釈はしなやかな歌に満ち、流麗なブラームス。最後は透明な光が溢れ、清々しい気持ちになった。
3年前のいずみホール「ウィーン音楽祭」ではアーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス によるモーツァルトの「レクイエム」が圧巻だったが、今回の「ドイツ・レクイエム」もそれに匹敵する感銘を受けた。聴いて良かった!
いずみホールを後にしたのが18時頃。それから新大阪に向かい、新幹線で東京へ。翌日、いよいよ普門館で全日本吹奏楽コンクールを聴くことになる。
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