名曲とは何か?/大阪シンフォニカー「名曲コンサート」
10月25日(日)に東京・普門館で開催された全日本吹奏楽コンクール《高校の部》の感想を書く前に、前日土曜日の13時半よりザ・シンフォニーホール(大阪)で聴いた児玉 宏/大阪シンフォニカー交響楽団の名曲コンサートのことに触れておこう。

曲目は、
- モーツァルト/交響曲 第34番
- メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲 第1番
- シューベルト/交響曲 第3番

これらを「名曲」と言って憚らないことこそ、一筋縄ではいかない児玉さんの真骨頂!特にメンデルスゾーンは本当に美しい。どうして滅多に演奏されないのか、皆目見当がつかないくらいである。
ピアノ独奏は菊池裕介さん。1977年まれの若手だが、実力は大したもの。鍵盤一音一音の粒が揃い、畳み掛けるような勢いがあった。現在アジアのピアニストとしては、北京五輪で演奏したラン・ランやショパン国際ピアノコンクール優勝のユンディ・リ、そしてユジャ・ワンなど中国勢の台頭が目覚ましいが、どうしてどうして日本も負けてはいないなと安堵した。
児玉さんの指揮は歯切れが良く、弾力がある。隅々にまで目が行き届き、繊細なニュアンスに富む。文句のつけようがない、パーフェクトな演奏であった。
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