田辺寄席(10/17)/じっくりたっぷり笑福亭鶴志の段
田辺寄席の土曜夜の部を聴く。
- 笑福亭笑助/こんにゃく問答
- 笑福亭鶴志/三年酒
- 桂 文太/抜け蟹(贋作シリーズ)
- 笑福亭達瓶/馬の田楽
- 笑福亭鶴志/一人酒盛
「抜け蟹」は文太さんによる贋作。古典「抜け雀」のパロディというか、改作したもの。物語の流れが自然で違和感はない。味のある名人芸を堪能。
笑福亭のお家芸と言えば、何と言っても酒にまつわる噺だと想う。酔いっぷりが上手い人が多い。例えば松喬さんの「禁酒関所」、あるいは福笑さんの新作「憧れの甲子園」など。そして鶴志さんの「試し酒」も絶品。
今回初めて聴いた「一人酒盛」も凄く良かった。師匠の松鶴とウィスキーのボトルを一晩で2本空けた時のエピソードなども臨場感があって愉しい。帰宅して無性に日本酒が飲みたくなったので、桂枝雀さんが愛した「呉春」で喉を潤した。
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