南極料理人
評価:B

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「登場する料理が美味しそうな映画に外れはない」とはよく言われることである。その代表例が1987年のデンマーク映画「バベットの晩餐会」(米アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞)であり、2006年度「キネマ旬報」日本映画ベスト・テン第9位に輝いた「かもめ食堂」も挙げられるだろう。そしてこの「南極料理人」も例外ではない。
兎に角、南極基地の食材の豊かさには驚かされた(原作者の西村淳は実際に海上保安官として南極観測隊に参加している)。折角の伊勢海老を隊員たちの希望で巨大なエビフライにしてしまう場面は大笑い。
堺雅人、生瀬勝久、きたろうらが好演。
脚本・監督は沖田修一。1977年生まれ。数本の短編映画を製作し、コンペでの受賞歴はあるが長編商業映画はこれが初めて。素晴らしい才能だ。登場人物のひとりひとりが魅力的に、よく描かれている。沢山散りばめられた伏線が最後、鮮やかに回収されていく光景は快感ですらある。
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